来年6月に予定される県議選で、石垣市区(定数2)は、現職2人と新人1人の3人が出馬の意向を固めた。ほかに市議1人が出馬を検討しており、元職1人の名前も取り沙汰されている。水面下での前哨戦は既に始まっており、各陣営とも年明けから動きを加速させそうだ。保革が1議席ずつ分け合ってきた従来の構図が維持されるかが最大の焦点となる。
現職2人はいずれも再選を目指す。八重山日報の取材に対し、現職の次呂久成崇氏(45)は「(1期目は)公約にすべて着手した。2期目も取り組みを進める」と述べた。革新系政党や労組などの支援を得て戦うことになりそうだ。
現職の大浜一郎氏(57)は「皆さんの付託に応えられるような仕事をしていきたい」と述べ、自民党の一次公認を得たことを明らかにした。今後、自公選挙協力体制の構築を目指すと見られる。
次呂久氏は2016年の県議選で、大浜氏は2018年の知事選に合わせて実施された県議補選で、それぞれ初当選した。