玉城デニー知事の「中間審判」とも言われる県議選は5月29日告示、6月7日投開票される。出馬表明の記者会見を開く予定候補者も出始めるなど、前哨戦は既に始まった。
最大の争点は玉城県政に対する評価だ。まず、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対を貫く玉城知事の姿勢をどう判断するか。
各種選挙や県民投票で県民の反対意思は示されているが、知事が現在の路線を続ければ、沖縄と政府の関係は破綻に瀕する。普天間飛行場が固定化される恐れもある。知事が「民意」を強調するのはある意味当然だが、その副作用は沖縄の進路に禍根を残しかねないほど大きい。