国境離島警備に専従部隊創設 歓楽街対策「厳正に対処」 宮沢県警本部長

八重山日報社を訪れた宮沢忠孝県警本部長=3日、同社

 昨年12月25日付で沖縄県警察本部長に着任した宮沢忠孝氏が3日午後、八重山日報社へ就任あいさつで訪れ、新年度から県警本部に尖閣諸島など国境離島の警備対策として新たに150人の専従部隊を創設すると報告した。
 国境離島における緊急事態対策で武装集団の不法上陸事案などへの即応能力強化が狙い。
 国の2020年度予算案で約78億6500万円が計上され、県議会でも条例の改正案を提出する予定で「円滑にスタートさせることが大きな課題」と話した。
 県警本部長として力を入れたい問題に飲酒運転対策、組織犯罪対策、歓楽街対策、少年非行、サイバー犯罪などを挙げた。

 石垣市の美崎町歓楽街の反社会的勢力の客引きについて「昨年縁切り同盟を組織して、警察と民間との連携が進んでいると認識している。県警本部としてもさらに後押しし、違法行為に対しては厳正に対処していく」と決意を述べた。
 沖縄県全体の印象については「活気があり、自然もキレイで県民は人情味豊かな地」と感想を述べた。
 宮沢本部長は東大法学部卒。1991年4月警視庁採用。2017年には和歌山県警警察本部長、18年、警察庁長官官房総務課長を経て現職。

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