石垣市自殺対策計画推進委員会(津嘉山航委員長)の初会合が17日、結い心センターで開かれ、事務局の市が市民アンケートの結果を公表した。「自殺したいと考えたことがある」と回答したのは29.4%で、国、県の調査結果に比べて高い傾向を示した。不満や悩み、辛い気持ちを受け止め、耳を傾けてくる人が「いない」と答えた人は10.1%いた。
アンケートは市内に住む20歳以上の2000人を対象に、昨年12月末から今年1月下旬にかけて実施。回答率は24.7%だった。県は年度内に策定する自殺対策計画に、アンケート結果を反映させる。
「自殺したいと考えたことがある」と答えた割合は、国(16年度調査)より5.8ポイント、県(14年度調査)より13.4ポイント高くなった。男女別では、女性が男性より3.1ポイント高い。