米軍普天間飛行場の辺野古移設問題で、県が辺野古沿岸の軟弱地盤改良に向けた防衛省の設計変更申請を認めない構えを示していることに対し、20日、自民党から批判の声が上がった。県の新石垣空港建設工事と比較し「行政の二重基準だ」と指摘した。防衛省は、来月にも県に設計変更を申請する方針を固めている。
この日始まった県議会代表質問に座喜味一幸氏が登壇。新石垣空港建設工事で滑走路予定地の下に空洞が発見された際、県が設計を変更して補強工事を行ったケースを挙げた。
その上で「軟弱地盤の処理は粛々と設計変更を進めるべき。なぜ国が(設計変更を)やったら認めないのか。イデオロギーで行政が歪められている典型だ」と疑問視した。