八重山家畜保健衛生所は、沖縄本島で発生した豚熱(CSF)の予防ワクチンを八重山の豚にも接種する是非を検討している。玉城デニー知事は沖縄本島の豚に接種することを決めているが、離島に関しては現時点で方針を明示していない。
ワクチンを接種した場合、全ての養豚農家がワクチンを接種した地域にウイルスがいないことを証明するには時間がかかるため、長期間ワクチンを接種し続ける必要がある。その費用は養豚農家が負担する。
また、接種しても全ての豚が十分な抗体を持つとは限らないというリスクもある。ワクチン接種後、抗体を持たなかった豚が感染した場合、予防接種で抗体を持った豚と感染した豚の違いが検査で判別できなくなり、感染の発見が遅れる可能性がある。