火災で正殿などが焼失した首里城(那覇市)の復元に向けた有識者による技術検討委員会は17日、防火対策や資材調達に関する報告書を内閣府沖縄総合事務局長に提出した。同事務局は関係閣僚会議に報告書を送付し、政府はこれを基に月内に工程表を策定する。
委員長の高良倉吉琉球大名誉教授(琉球史)は、同事務局で吉住啓作局長に報告書を渡し「多くの方々が一日も早い首里城の復元を願っている。早期の復元に向け、工程表の作成に必要な基本的内容を報告書に織り込んだ」と述べた。吉住局長は「沖縄総合事務局も復興に向けて取り組む」と応じた。