【視点】子ども守るシステム機能せず

 千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん=(当時10)=の夢はパティシエ。亡くなる3カ月前の自分宛ての手紙では、進級への希望を抱き「未来のあなたが見たいです。あきらめないで下さい」とつづっていた。家族みんなにクリスマスプレゼントを用意し、病気がちのいとこを気遣う優しい子だったという。だが、その夢を無残に断ち切ったのは実の父親だった。
 千葉地裁は19日、心愛さんを虐待し死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(42)に懲役16年の判決を言い渡した。
 この事件が異様だったのは、心愛さんが生前、周囲の大人たちに何度もSОSを発していたのに、結局、誰も彼女を救えなかったことだ。

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