大都市圏を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大する中、石垣市の中山義隆市長が感染の可能性がある観光客に対する来島の自粛を呼び掛けた。観光を基幹産業とする石垣市にとって、来島自粛の呼び掛けは観光業の首を絞めることになりかねないが、市民の命を守るための苦渋の選択。感染防止と経済振興が二者択一の関係になっている厳しい現状を改めて浮き彫りにした。
「金儲けを取るか、命を取るかだ」。３月３１日、一日あたりの観光客の入域制限を要請した市議会「未来」会派の後上里厚司市議は、中山市長にこう迫った。市長は「命を取りますよ」と即答した。
関連記事
ピックアップ記事
-
2021/1/26
尖閣周辺に中国船２隻 ８日連続航行第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島（石垣市登野城尖閣）周辺の領海外側にある接続水域では２５日… -
2021/1/26
休業広がり就労希望３倍 臨時雇用、全業種受け入れへ 石垣市石垣市は２５日までに、新型コロナウイルスの影響で失業・休業した観光関係者を短期アルバイトとして雇用… -
2021/1/24
尖閣周辺に中国船４隻 ６日連続第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島（石垣市登野城尖閣）周辺の領海外側にある接続水域では23日、…
