【金波銀波】尖閣字名変更が石垣市と…

 尖閣字名変更が石垣市と台湾・宜蘭県蘇澳鎮との姉妹都市関係に微妙な影を落としている。今年25周年を迎える同市と同鎮は、今秋に記念イベントを計画していたが、報道によると、同鎮の李明哲鎮長はイベントの取り消しをせざるを得ないと表明したという◆ただ、林鎮長はその関係に悪影響を与えたくないとも述べており、一方、中山義隆市長は台湾側の反発に対して、今後も交流を継続することを表明している。このため両者の関係断絶は考えられず、改めて石垣と台湾の結びつきの強さが浮き彫りになったようだ◆石垣市と台湾の関係は台湾の日本統治時代から行き来が加速し、20世紀に入ると台湾からの農業移民が集団で石垣に移住し、今や石垣の名物となったパインを紹介し一大生産物に押し上げた。台湾移民は既に3、4世の時代を迎え市民として定着。近年、石垣からは台湾の大学への留学の機会が増えるなど、台湾を知る機会も増えている◆石垣市議会6月定例会では、新型コロナウイルスで止まっている台湾との人の往来の即時再開や、状況に応じて沖縄県を特定地域に指定して台湾からの入域を受け入れることを求める意見書を全会一致で可決した。これまでの両者の良好な関係を壊したくないという市民の意思の表れである。  (O)

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