大工氏へ叙勲の品 功績たたえる 保護観察事務所で伝達式

叙勲の品を受け取った大工盛賢氏(中央)=15日、法務省那覇保護観察所石垣駐在官事務所

 八重山保護区保護司会の大工盛賢氏(73)=大浜=が春の叙勲で瑞宝双光章を受章したことを受け、法務省那覇保護観察所石垣駐在官事務所は15日午後、石垣地方合同庁舎で伝達式を開いた。
 大工氏へ賞状と勲章が授与され、八重山保護区保護司会からは花束が手渡された。
 大工氏は「少年少女が素晴らしい大人に成長した時に保護司をやって良かったなと思う。任期までは微力ながら対象者に寄り添い頑張っていきたい」と抱負を述べた。
 大工氏は28年間、保護司として地域の犯罪や非行に陥った90人以上の対象者の更生を支援。ことし春の叙勲で瑞宝双光章を受けた。現在も保護司としての活動や認可保育園の社会福祉法人山原福祉会・ひまわりっこ保育園の理事長を務めている。
 八重山保護区保護司会の久場良淳会長は「保育園の仕事や教育委員会の街頭指導など、長い間青少年の非行防止や地域の更生保護のために努めてこられた。保護司にとっても大変ありがたいことで、これからも指導助言の協力をお願いしたい」と述べた。
 同所の二宮尊保護観察官は「壁のない親しみやすい人柄が多くの青少年や犯罪を犯した人の立ち直りに結びついていった。これからも八重山保護区の発展にお力をお貸しいただきたい」と話した。
 春に皇居で執り行われる予定だった授与式は新型コロナウィルスの影響で中止になった。

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