新型コロナの終息祈願 恐慌時の旗「弥勒」翻る 登野城字会

登野城字会のオンプールでは、旗頭に雉牡丹、旗文字は「弥勒世」が掲げられた=8日午前、天川御嶽

 石垣市の登野城字会(新城浩健会長)のオンプールが8日、地域内にある2カ所の御嶽で行われた。1旒(りゅう)だけ用意された旗頭は、幸福を呼び込む「雉牡丹」。旗文字は、恐慌時に掲げ災禍を払うとされる「弥勒世」を掲げ、新型コロナウイルスの早期終息も祈った。
 「弥勒世」の旗文字は通常、12年に1度の結願祭に掲げられるが、豊年祭では、干ばつがあった2012年以来8年ぶり。字会の評議員会で、新型コロナの感染が拡大する状況は「『恐慌』と呼べる状況」として掲揚を決めた。
 この日は晴天の下、「弥勒」の旗文字が風に翻った。登野城旗頭会の上地和浩会長は「新型コロナは世界的な恐慌。早く世界から被害がなくなってほしい」と話した。

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