BBQ参加者と接触の男性陽性 10代会社員の妹も疑似症 西表島

 西表島(竹富町)のバーベキュー(BBQ)会場で起きた新型コロナウイルス集団感染で、県八重山保健所は10日、参加者と接触した西表島西部の40代の観光業男性が陽性反応を示したと発表した。別の参加者で島西部に住む10代会社員男性の10代の妹も感染の疑われる「疑似症」と判定された。島内の感染者は疑似症1人を含めて9人になった。

 観光業男性は8日に発熱してPCR検査で10日に陽性が判明し、県立八重山病院に入った。症状は軽い。
 バーベキュー参加者の島西部の40代の男性とバーベキュー後に接触した。2次感染と見られる。感染源の人が発症する2日前から接触した人を「濃厚接触者」と定義づける国の基準に当たらず、保健所は「バーベキュー由来の感染を否定できない」と述べるにとどめている。
 妹は呼吸器に異常を覚え、8日に八重山病院を受診した。抗原検査では陰性だったが、感染源の兄と同居し、50代の父母、10代のもう1人の兄と他の家族全員が陽性反応を示していることから疑似症と認めた。統計上は陽性者扱いとなる。
 入院し、11日にも改めてPCR検査を受ける。症状は軽い。家庭内感染は4人になった。

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