【金波銀波】「たいくつな想いをしている人がいたら…」

 「たいくつな想いをしている人がいたら…」。実体験から生まれた、真理を突く素直な言葉である◆先月31日、本紙は小中学生対象の新企画「みんなのさくぶん」を始めた。第1回で掲載したのは宮良小の6年生が書いた「楽しい時間」である。日常に退屈していた少年がハンドボールと出会い、生きる姿勢を変えた◆実は、同じことが2500年前にもある。「博奕(はくえき)なる者あらずや。これを為すは猶(な)お已(や)むに賢(まさ)れり」(論語陽貨篇)。心を動かさずに一日を過ごしている弟子がいた。孔子は独り呟く。なぜ賭け事をしないのだろう。その方が何もしないでいるよりずっといいのに―。心をわくわくさせるような何かを見つけることも、学びの一つである◆「もし、以前のぼくのように、たいくつな想いをしている人がいたら、どんなスポーツでもいいから、チャレンジしてみて下さい。きっと、楽しい時間が過ごせるようになるはずです」。少年は孔子と同じように、学ぶ楽しさとよろこびを、知る人である◆少年はどこまで自分を育てていくのだろうか。まだ入口に立ったばかりである。学びには、底がない。学びが深まるほどに、学ぶ楽しみとよろこびもまた、深まり続ける。 (S)

関連記事

ピックアップ記事

  1.  石垣市の中山義隆市長は17日の市議会一般質問で、尖閣諸島に灯台や無線中継施設などを整備することに関…
  2.  石垣市の中山義隆市長は17日の市議会一般質問で、2009年に自治基本条例が制定された経緯に関し「議…
  3.  竹富町は小浜島の町指定天然記念物「コーキ原のガジュマル群落」に遊歩道を整備する。来島者が立ち入りし…

日付から記事を検索

2020年9月« 8月
« 8月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

assembled by まめわざ









話題をチェック!

  1.  政治経験のない元新聞記者が、知名度も実績も、はるかに上回るベテラン政治家を破り、初当選を果たす。他…
ページ上部へ戻る