ゴルフ場基本計画、国が同意 促進法手続きで農地転用へ 石垣市

 石垣市は28日、㈱ユニマットプレシャスが前勢岳周辺で計画しているゴルフ場などのリゾート施設について、地域未来投資促進法を活用するため県と合同で作成した基本計画が国の同意を得た、と発表した。今後、市は「土地利用調整計画」、事業者は「地域経済牽引(けんいん)事業計画」の作成に入り、それぞれ県の同意・承認を得られれば同法の手続きは完了。予定地の農振除外や農地転用が特例的に認められるようになる。

 市企画政策課によると、予定地約127㌶の約6割が優良農地とされる第1種農地で、転用などは原則不許可。だが同法に基づく地域経済牽引事業計画に盛り込まれた施設整備に関しては「円滑に行われるよう適切な配慮をする」と定められており、特例的に農地転用などが認められる。
 市は8月に県と合同で基本計画を作成し、経済産業省は今月25日付で同意した。全国で同意された同法に基づく基本計画は247計画となった。
 市は今後、土地利用調整計画と地域経済牽引事業計画を同時に作成し、県に同意・承認を求める。作成時期について同課の担当者は「できるだけ早く」としている。
 事業者は県条例に基づく環境アセスメントの手続きも進めており、今月2日から来月1日まで市役所などで準備書の公告縦覧を行っている。28日には準備書に関する市民説明会を市商工会館で開催した。
 今後は方法書の作成と公告縦覧の手続きに入る。地域未来投資促進法と環境アセスの手続きの双方が完了したのちに、ゴルフ場などは着工可能となる。

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