かりゆし病院、診療再開へ 感染対策徹底、聖紫花の杜も 新型コロナ

新型コロナウイルスの感染対策を徹底し、再開すると発表したかりゆし病院=10月16日

 医療法人上善会(橋本孝来理事長)と、同会が運営するかりゆし病院(境田康二院長)、介護老人保健施設聖紫花の杜(野村義信施設長)は6日、新型コロナウイルスの感染対策と消毒を徹底し、病院、老健施設を再開すると明らかにした。かりゆし病院では新型コロナの院内感染でクラスター(感染者集団)が発生したが、発生確認から約3週間でほぼ終息したことになる。

 病院は9日から外来診療と健診センターを再開、16日から新規入院診療を再開する。老健施設は16日から新規入所を再開する。デイケアは2日から定員の半数で再開しており、今後の動向を見ながら随時、受け入れ人数を検討する。
 院内感染確認後、各県立病院や県コロナ対策本部、国立感染症研究所、厚労省のDMAT(災害派遣医療チーム)、国際医療ボランティア団体ジャパンハートなどから支援を受けた。
 地元や全国からも応援の品や励ましのメッセージなどを贈られ「たくさんの応援と支援に励まされながら私たちは仕事を続けることができた」と感謝した。
 職員は3回のPCR検査を受けて最終的に全員陰性になり、所定の観察期間を経て、保健所の指導のもと業務再開が決まった。
 院内感染の拡大や入所者の感染について同会は「大変なご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」とした。

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