石垣産沖夢紫をPR ゆらてぃく市場で無料配布

沖夢紫の冷凍焼きイモを無料配布イベントでにぎわった=16日、JAファーマーズマーケットゆらてぃく市場

 石垣市甘藷産地協議会は16日、JAファーマーズマーケットゆりてぃく市場で石垣島産の紅芋「沖夢紫(おきゆめむらさき)」をPRしようと、沖夢紫冷凍焼きイモ3パック、500袋、請福酒造有限会社の芋酒「イムゲー」100㍉㍑60本の無料配布イベントを開いた。八重山南風堂株式会社のクリスマスケーキ・沖夢紫モンブランケーキの注文受け付けも行った。

 11月16日を語呂合わせで「いいイモの日」として、沖縄県とJAおきなわ、産地市町村が消費者に県産甘しょのPRを図る目的で2009年に制定。
 午前11時に店頭で配布予定のところ、配布前に行列ができたため、15分繰り上げで無料配布を開始。
 芋酒「イムゲー」は開始5分、冷凍焼きイモは開始20分で配布終了となる盛況ぶりとなった。
 石垣市甘しょ生産組合の石垣英邦組合長(組合員160人)は「拠点産地としてより良いイモをもっとつくって広く皆さんに味わって楽しんでもらいたい。コロナ禍でお菓子などの販路が縮小する中、このようなイベントをできて良かった」と話した。
 石垣産の沖夢紫は色が濃く、甘みが非常に良い。栽培は手入れが難しいと言われ、農家が愛情をかけて育てた分、良いイモができるという。
 冷凍イモを受け取った60代女性=新川=は「普段は無人販売などを利用して蒸して食べているが、解凍してすぐ食べれるのでうれしいし、食べるのが楽しみ」と話した。
 店内では「いいイモの日コーナー」が設けられ紅イモ関連商品が数多く並んだ。

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