知事選に初当選した玉城デニー知事は4日午後、県庁で就任後初めての記者会見に臨み、知事選の争点となった米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について、反対する意向を重ねて表明した。普天間や辺野古の問題について、日米両政府に対話の窓口を求める考えも示した。「(辺野古沿岸埋め立ての)承認撤回をした県の判断に、国が従うよう求める。沖縄の民意を国際社会に訴え、共有できる価値観を広げたい」と強調した。
普天間飛行場の5年以内の運用停止について「辺野古移設と関係なく、早急に実現すべきだ」と主張。「普天間飛行場の一日も早い閉鎖と返還、辺野古新基地建設阻止に全身全霊で取り組む」と述べた。政府との関係については「対話によって解決策を導く、民主主義の姿勢を求める」と語った。