けが10人、2万5千戸停電 台風25号、521人避難

 県が5日まとめた台風25号の被害状況によると、けが人は計10人で、このうち自宅で強風にあおられ転倒し、骨折した疑いがある70代女性など4人が重傷を負った。避難所は最大で38市町村115箇所で開設され、避難者数は最大403世帯521人だった。土砂崩れは、南風原町と那覇市でそれぞれ1件ずつ発生。最大停電戸数は2万5千320戸で、同日午後3時現在で3千360戸が復旧していない。空路の欠航便は4日、5日両日で計511便、影響人数は調査中。クルーズ船も5便欠航し、乗客1万455人に影響が出た。

 県警は800人体制で対策本部を設置。県内では一時最大で111カ所の信号機が被害を受けた。同日午後2時現在で65カ所が復旧、46カ所で被害が続いている。
 各学校は4日には38校が休校、事業時間の短縮は412校で行われ、計450校に影響が出た。施設への被害は、恩納村の仲泊幼小中学校でグランドフェンスの破損など。奥武山総合運動場では飛び込みプールが落葉や折れ枝で汚損されるなど被害があり、同プールは9日まで閉鎖される。
 県内の各病院の被害や入院患者への人的被害は報告されていない。県内の都市ガスなどの被害も確認されてない。
 通信関連の被害では、NTT西日本の固定電話回線3千490本が断線しており、電柱への飛来物による影響だという。

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