豊見城市長選あす投開票 現職、新人三つどもえ

 任期満了に伴う豊見城市長選は14日投開票される。立候補しているのは、届け出順に、無所属新人で前市議の山川仁氏(44)=社民、共産、社大、自由、立民、国民民主推薦=、無所属新人で前市議の宜保安孝氏(41)=自民、維新、希望推薦=、無所属現職で3期目を目指す宜保晴毅氏(50)の3人。選挙戦で各候補者は、市民への行政サービスの向上や教育施策などの社会福祉政策、産業誘致や地域開発などの経済振興策を中心に支持を訴えた。

 山川氏は、9月末に行われた県知事選で当選した玉城デニー新知事を支えると表明し、新県政との連携を目指すとアピール。故翁長雄志前知事の遺志を引き継ぎ、普天間代替施設の辺野古移設にも反対する姿勢を示す。国政野党などの革新政党の推薦を受け、選挙を戦う。
 宜保安孝氏は与党系市議団や元市長、元市議会議長ら市政経験者の支援を受け選挙戦を進める。SNSなどでも政策を連日紹介し、若年層や無党派層などへの浸透を図る。総決起大会では国政関係者も参加。国政とのパイプの太さを強調し、政策実現性をアピールした。
 宜保晴毅氏は2期8年の市政の実績を強調、継続を訴える。自身が登場する動画も作成し、市政発展の結果を紹介。SNSにも投稿し、幅広く支持を訴える。前回の選挙とは違い「市民党」を強調。政党支援ではなく、市民の応援を背に選挙戦を戦う姿勢を強調し、支持拡大を狙う。
 6日時点の有権者数は男性が2万3千787人、女性が2万5千136人。計4万8千923人。市内8カ所で投票できる。
 11日時点の期日前投票数累計は、男性が2千163人、女性が2千393人、計4千556人。率にして9・31%。前回と比較し、約2%増。

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