【金波銀波】那覇市長選には八重山住民の…

 那覇市長選には八重山住民の関心も高い。石垣市出身の翁長政俊氏が立候補しているからだが、4年前に自民党が擁立した与世田兼稔氏も石垣市出身で、奇しくも二代続けて八重山関係者が城間幹子氏と対決。離島出身の那覇市長は誕生するのか◆選挙イヤーの今年は、米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐる保守中道勢力と革新リベラル勢力の対立を軸に、沖縄の命運を決する重要な戦いが各地で繰り広げられた。革新リベラル勢力は保守の牙城だった南城市、豊見城市で市政を奪取。天王山の知事選も制し、政局の主導権を握った◆保守中道勢力は辺野古を抱える名護市で勝利したことが最大のトピックで、内外から驚きをもって受け止められた。しかし、勢いが持続しているとは言い難い。普天間飛行場を抱える宜野湾市、陸上自衛隊配備問題が進む石垣市でも勝利したが、いわば局地戦での勝利にとどまっている◆辺野古移設をめぐって実施される見通しの県民投票に対し、石垣市議会で多数を握った保守派が反対を表明した。石垣市議会の〝英断〟の輪は他市町村へも広がるのか、関心が集まる◆沖縄では日々政局が揺れ動き、その波動は地元だけにとどまらず、日本全体の安全保障にも及ぶ。まるで目が離せないドラマを見ているかのようだ。

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