浦添運動公園に除草剤散布 市が陳謝「あってはならない」

浦添運動公園内の広場に除草剤がまかれた件で会見し謝罪する松本哲司浦添市長(右から2番目)=1日午前、浦添市役所

 浦添運動公園(ANASPORTS PARK浦添)内の遊具広場に除草剤がまかれていたとして、松本哲治浦添市長は1日午前、記者会見を開き「周辺住民や公園利用者に多大なるご心配とご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げる」と陳謝した。子どもが寝転がったり、落ちたものを口に入れたりする可能性もあると危ぐ。「公園で除草剤の使用・散布はあってはならいこと。深く反省している」と述べた。

 市によると、同公園の指定管理者「でだこサンサン共同企業体」(那覇市)から委託を受けた造園業者が9月17、18日の2日間、広場ののり面を中心に市販薬剤「ラウンドアップ」を散布した。所管する市教育委員会には薬剤使用について事前・事後の報告はなく、近隣住民からの指摘で発覚した。
 指定管理者と造園業者は植物成長調整剤を使用したと市へ報告したが、この問題が一部メディアで報道されたあと、除草剤を使ったと認めた。市は同公園内の管理について、芝や草地、のり面は「機械か手で刈ること」と定めている。
 市は土壌や水路の水を採取し、複数の専門機関に分析を依頼。安全性が確認されるまでの間は、木杭を立ててロープを張り巡らせ、立ち入り禁止の措置を講じる。
 今後、運動公園内の除草作業で薬剤散布は全面的に禁止する。松本市長は「指定管理者との契約内容やチェック体制を再度きちんと確認し、再発防止に取り組んでいきたい」と強調。市内107カ所の公園すべてについて、薬剤散布が使用されていないか調査する方針を示した。

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