石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備を問う住民投票条例の制定を目指す「石垣市住民投票を求める会」の金城龍太郎代表ら5人が6日、市役所に中山義隆市長を訪れ、住民投票の実施に協力を求めた。中山市長は意見交換後、報道陣の取材に対し「市議会の大勢としては(条例制定に)賛成する意見が多い気がする」と述べ、市議会に住民投票条例案が提案された場合、可決される可能性が高いとの見通しを示した。
意見交換は中山市長の要請で実現した。金城代表は住民投票について「島内で(陸自配備を)考える大きなきっかけになればいい」と期待。「配備は国防が目的で、平得大俣に配備することは手段でしかない。手段にはたくさんアイデアがあってもいい」と述べ、平得大俣地区以外の選択肢も検討すべきとの考えを示した。