「領土・領海を守り抜く」 海保が修学旅行生に平和学習

尖閣諸島を守る意義について語る花井部長=13日午後、石垣シーサイドホテル

 修学旅行生への平和学習の一環として、第11管区海上保安本部の石垣海上保安部の花井宏泰部長と石垣航空基地の吉田英樹次長が13日午後、来島した愛知産業大学三河高等学校(近藤彰校長)の2年生120人に石垣市内ホテルで業務講話を行なった。花井部長は「我が国の領土・領海を断固として守り抜くとの方針の下、事態をエスカレートさせないよう、冷静かつ毅然と対応する」と強調した。
 講話で花井部長は尖閣諸島の概要として、尖閣諸島が日本固有の領土であり、解決すべき領有権の問題は存在しないと指摘。海上犯罪やテロの防止、海難救助、海洋汚染調査などの仕事内容を説明した。吉田次長は同基地の沿革や航空機配備状況、離島からの救急搬送の事例などを紹介した。
 講話後のインタビューで花井部長は「日本の一番西の端で、尖閣を守る重要な仕事をしている人間がいることを、覚えておいてほしい」と訴えた。
 泉浩太郎君(17)は「海保が警察と同じような役割を海で担っていると分かった」、西片寛生君(17)は「どんな活動でもキビキビしていて、助けたいという一心でやっているところがカッコイイと思う」と話した。泉君と西片君は警察官を目指している。
 林瑠璃香さん(17)、鈴木菜央さん(17)、鈴木理来さん(16)の3人は、海保が中国の領海侵入から日本を守っていること以外には仕事内容を知らなかったと明かし、林さんは「あんなに幅広く仕事があるなんて」と驚いていた。菜央さんは「海の環境を守ったり、海をきれいにしたり、そんなに細かい仕事までしているんだと分かった」と話した。理来さんは「海上保安庁と海上自衛隊の違いも知らなかった」と明かし、「軍事衝突にならないように海保が動いていることを初めて知って、勉強になった」と話した。
 同校は13日に石垣市に到着。16日までの4日間で八重山博物館、八重山平和祈念館、石垣やいま村、川平湾などを訪れる予定。

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