372人が特別訓練 県警年頭視閲式で決意新た

年頭視閲式で行進する県警職員=11日、北谷町美浜の町営駐車場

 2019年県警察年頭視閲式が11日、北谷町美浜の町営駐車場で開かれた。県警本部と県内12の警察署から372人の警察官が参加し、行進や特別訓練を行い、厳正な規律と士気の高さを示した。式では警察犬15頭、警察車両32台、航空機1機も登場した。
 筒井洋樹県警察本部長は「決意を新たにし、勇猛果敢にあらゆる警察事情への的確な対処に尽力し、県民の安全と安心の確保に努めたい」と訓示を述べた。県内の刑法犯認知件数は16年連続で減少している一方で、サイバー犯罪や特殊詐欺が悪質巧妙化しているという。県警は今年の運営指針を「県民の期待と信頼に応える力強くしなやかな警察~県民のために 県民とともに~」としている。
 特別訓練では実践的制圧逮捕術訓練、警察犬訓練が披露され、凶器を持つ被疑者役を制圧する度に会場から拍手が沸き起った。また白バイ10台は、巧みな走行技術と迫力溢れるスピードを実演し、音楽隊の演奏に合わせて隊列を変化させるなど会場を魅了した。
 式開始前から雨が降る中、県警職員の雄姿を一目見ようと多くの人が集まった。元警察官でうるま市の金城正則さん(63)は息子の正洋さん(37)、孫の佑衣桃くん(ゆいと)(4)と参加した。正則さんは「働いていた時は当たり前だと思っていたけど、本当にすごいなと思う。頼もしいね」と喜んだ。孫の佑衣桃くんは「楽しかった。白バイが一番格好良かった」と笑顔で話した。
 警察官を目指し勉強中の那覇日経ビジネス専門学校の宮城悠大さん(19)は「警察官になった時の具体的なイメージが持てて良かった。改めて頑張ろうと思った」と話した。

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