ハンスト5日目で断念 元山氏「県議会に賭ける」

 「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票に不参加を表明した5市に抗議するため、宜野湾市役所前でハンガーストライキを行っていた「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表は19日、「ドクターストップがかかった」としてハンストを断念した。元山代表が自身のツイッターで明らかにした。
 ハンストは15日から実施しており、この日で5日目。約105時間が経過していた。

 元山代表はツイッターに「親、会の役員、周りの意向を受け、ここでやめる決断をしたいと思います。市長の態度が変わらない中、県議会の皆様の動きに賭けたいと思います。見守っていただき、ありがとうございました」と書き込んだ。
 元山代表のハンストをめぐっては、県民投票への不参加を表明した石垣市の中山義隆市長が18日のツイッターに「ハンストで事態は変わりません。全県民参加には条例見直しが必要だと思います。知事や県議会への働き掛けに注力いただけるなら私も動きます」「体を壊しては元も子もありません」とコメントした。
 県議会の新里米吉議長は全市町村の県民投票参加に向け、県民投票条例を改正し、設問の選択肢を増やせないか調整を始めている。

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