竹富町制70周年記念事業「竹富町海洋シンポジウム 隔ての海を結びの海に~ゆんたく島つなぎ~」が20日、有人国境離島7島8会場を中継で結び、同時開催された。石垣島、竹富島、西表島、黒島、鳩間島、波照間島、小浜島の7島8会場がインターネット回線を利用して情報共有し、大画面を通じてのパネルディスカッションやクイズ大会が行われた。各会場の参加者は延べ約300人に上った。
西大舛髙旬竹富町長は「2017年度から始まった光回線を使った超高速ブロードバンド環境整備に伴い、観光、教育、医療、福祉、防災など、あらゆる分野においてICT(情報通信)の利便性を共有できるようになった」と強調。「本シンポジウムによって、海を直接渡ることなく、参加できる場を作り上げ、隔ての海を結びの海にすることができるようになった。島に居ながらさまざまな教育、医療が受けられ、島の未来を考えることができる」とあいさつした。