【視点】「健全野党」へ混乱収束を

 自民党県連は4日、常任総務会を開き、照屋守之会長の辞任を全会一致で承認した。照屋氏は県民投票条例の改正を巡り、党所属県議の足並みが乱れたことの責任を取りたいとして辞表を提出。その後辞意を撤回したが、常任総務会では続投を認めなかった。
 玉城デニー県政は米軍普天間飛行場問題で政府との対立を深めており、現在の路線が続けば、今後の基地負担軽減や、沖縄振興に悪影響が出る恐れがある。県益を損ないかねない県政と対峙する「健全野党」の役割が自民党には求められるが、党内がごたごたしている現状は憂慮に堪えない。早急に混乱を収束し、照屋氏も含めた一枚岩の体制を構築してほしい。
 県民投票条例の改正は「辺野古米軍基地のための埋め立て」を問う設問の選択肢に、賛否のほか「どちらでもない」を追加する内容だ。照屋氏は県議会の新里米吉議長が提示した案を受け入れ、他の党所属県議にも同調を促したが、結局、本会議で5人が反対した。常任総務会後の記者会見で島袋大幹事長は、3択受け入れが照屋氏の独断であったことを明らかにした。
 県民投票条例の改正が政治的な妥協の産物でしかなく、実質的な意味は何もなかったことが改めて浮き彫りになった。

ページ:

1

2

関連記事

ピックアップ記事

  1.  石垣市の県立八重山病院に入院する新型コロナウイルス感染者が54日ぶりにゼロ人になったことが分かった…
  2.  新型コロナウイルスの新規感染者は、現在でも連日のように確認されている。しかし、ある程度の感染者発生…
  3.  竹富町は町内の西表島東部と西部、小浜島、波照間島にある計4カ所の県立八重山病院付属診療所に新型コロ…

日付から記事を検索

2020年9月« 8月
« 8月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

assembled by まめわざ









話題をチェック!

  1.  11日の県議会最終本会議では、中国公船による領海侵入に関する意見書も審議され、全会一致で可決された…
ページ上部へ戻る