【視点】「健全野党」へ混乱収束を

 自民党県連は4日、常任総務会を開き、照屋守之会長の辞任を全会一致で承認した。照屋氏は県民投票条例の改正を巡り、党所属県議の足並みが乱れたことの責任を取りたいとして辞表を提出。その後辞意を撤回したが、常任総務会では続投を認めなかった。
 玉城デニー県政は米軍普天間飛行場問題で政府との対立を深めており、現在の路線が続けば、今後の基地負担軽減や、沖縄振興に悪影響が出る恐れがある。県益を損ないかねない県政と対峙する「健全野党」の役割が自民党には求められるが、党内がごたごたしている現状は憂慮に堪えない。早急に混乱を収束し、照屋氏も含めた一枚岩の体制を構築してほしい。
 県民投票条例の改正は「辺野古米軍基地のための埋め立て」を問う設問の選択肢に、賛否のほか「どちらでもない」を追加する内容だ。照屋氏は県議会の新里米吉議長が提示した案を受け入れ、他の党所属県議にも同調を促したが、結局、本会議で5人が反対した。常任総務会後の記者会見で島袋大幹事長は、3択受け入れが照屋氏の独断であったことを明らかにした。
 県民投票条例の改正が政治的な妥協の産物でしかなく、実質的な意味は何もなかったことが改めて浮き彫りになった。

ページ:

1

2

関連記事

ピックアップ記事

  1.  内閣府は19日、路線バスの乗務員を対象にした自動運転バスの体験会を豊見城市豊崎で開いた。次世代交通…
  2.  「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う24日の県民投票を前に、米軍普天間飛行場の辺野古…
  3.  八重山高校の池田遼月(りょうが)君(18)=新川=がこのほど、2018年度海上保安学校学生採用試験…

日付から記事を検索

2019年2月« 1月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

assembled by まめわざ










話題をチェック!

  1.  知事選は翁長雄志知事の後継者である玉城デニー氏(58)が過去最多の39万票超を獲得し、自民、公明、…
ページ上部へ戻る