2年連続130万人台 過去2番目、高水準維持 18年観光客数

クルーズ船から降りてくる観光客(資料写真)

 県八重山事務所が5日発表した2018年の八重山入域観光客数は137万9715人で、過去最高だった前年を0・5%下回ったものの、2年連続で130万人台を維持し、過去2番目の高水準となった。国内路線は県外直行便を中心に好調だったが、海外路線はクルーズ船の寄港が減少し、今後の課題となった。観光消費額推計は945億7千万円で、初めて900億円台を突破。好調な観光産業が経済のけん引役となっていることを裏付けている。

 国内路線は104万1865人(前年比5・1%増)で、県外直行便は東京、福岡路線を中心に好調に推移した。県内路線の那覇、宮古路線は2・2%減。
 海外路線は33万7850人(同14・5%減)。増加傾向だったクルーズ船の寄港回数が、前年の132回から107回に減少したことが響いた。このうち10万㌧を超える大型船の寄港回数も年間で18回にとどまり、前年の41回を大きく下回った。
 空路は香港路線が前年比5・9%増、台湾路線が同8・7%増となった。
 入域観光数を国籍別に見ると、日本が116万8003人、外国が21万1712人。内訳は台湾が8万7699人で最多。ほかは香港2万6848人、マカオ968人、その他の中国3265人、韓国2092人、その他のアジア1万9961人、その他諸外国7万879人となっている。
 島別の入域観光客数は石垣136万9412人(同10・5%増)。竹富町は西表東部583人、同西部7万2260人、小浜16万3642人、黒島2万5553人、波照間3万9478人、鳩間4157人、新城3103人、加屋真島1796人、町合計で104万4955人(同2・5%減。与那国町は4万399人(同2・9%増)。

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