知事「大きなうねりに」 辺野古、米活動家と会談

ハワイ在住の人権活動家で日系4世のロバート梶原さん(左)と握手をする玉城知事=5日、県庁

 玉城デニー知事は5日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る工事の中止を求めて新たな署名活動を始めた、ハワイ在住の人権活動家で日系4世のロバート梶原さん(32)と県庁で会談した。梶原さんの活動に「沖縄や辺野古を知らない人たちの関心を呼び、大きなうねりとなって世界に広がった」と感謝を述べた。
 梶原さんは「(2月24日の)県民投票後も、辺野古移設反対の民意を支えるために貢献したい。沖縄の問題を世界に発信していきましょう」と応じた。

 梶原さんによると、米ホワイトハウスの請願サイトで2月27日から署名集めを始めた。規定では開始から30日以内に10万筆を上回れば、米政府が何らかの回答をすることになっている。5日午前までに9千筆以上が集まっている。
 梶原さんは、同サイトで昨年12月にも、辺野古移設の賛否を問う県民投票まで、沿岸部の埋め立て工事を中止するよう求める請願活動を実施。期限内に10万筆超の署名が集まった。ホワイトハウスからの回答はまだないという。

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