八重山会館建設で協議会 新庁舎に尖閣関連資料展示 市議会一般質問

 石垣市議会(平良秀之議長)3月定例会は13日、一般質問3日目に入り、井上美智子、花谷史郎、石川勇作、友寄永三の4氏が登壇した。八重山から沖縄本島に派遣された児童生徒が宿泊したり、本島の八重山関係郷友会が活動する拠点となる「八重山会館」の整備について大得英信企画部長は「今後、3市町で協議会を立ち上げ、建設場所、手法等について検討したい」と述べた。

 八重山会館の整備方針は石川氏がただした。大得部長は「基本的に民間資金、民間のノウハウを活用した事業導入を考えている」とした上で「新たに建設するか、既存ビルを購入するかはまだ確定していない。財政負担の軽減が図られる補助金活用の可能性を調査研究したい」と説明。
 「必要性については3首長とも十分理解している、できるだけ早い時期の運用開始に取り組む」と述べた。
 友寄氏は、市が製作した尖閣諸島のジオラマ(立体模型)が市立図書館に設置され、十分に活用されていないと指摘。中山義隆市長は、今後整備する新庁舎のロビーで「尖閣関連の資料を展示する場所を確保する」と述べ、ジオラマを新庁舎に設置する考えを示した。
 友寄氏は自治基本条例について「市民自治と言いながら、一般市民が全く分からない状況の中で制定されたと言っても過言ではない」と批判。同条例の廃止か、抜本的な改定を求めた。
 井上氏は、県民投票で辺野古沿岸の埋め立て反対が7割超となったことの見解をただした。中山市長は「「結果は結果として尊重すべき」と述べる一方「普天間飛行場の危険性除去が最優先だ。辺野古周辺住民の皆さんの理解を得た上で辺野古に移設するのが適切だ」と答弁した。

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