【金波銀波】玉城デニー知事が県庁で…

 玉城デニー知事が県庁で、米国人のロバート・カジワラ氏と面会したニュースを聞き、眉をひそめた県民も多いだろう◆カジワラ氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設中止を求める署名を世界に呼び掛けた移設反対派の活動家で、2月の県民投票に合わせて来沖。辺野古で抗議運動する反対派を訪れて激励するなど、辺野古阻止に向け活発な運動を展開した◆知事が県民を代表して特定の思想を持つ活動家と会い、笑顔で記念写真に収まる姿を見ると、トップリーダーに求められるべき「公正公平」がなおざりにされている感が強い。カジワラ氏がマスコミでもてはやされていることが面会の理由であれば、ポピュリズム(大衆迎合主義)以外の何ものでもあるまい◆知事は共同通信とのインタビューで、普天間飛行場の危険除去に向けた具体策に言及しなかった。辺野古沿岸の地盤改良を「不可能」だと決めつけ、国の設計変更申請を承認しない姿勢を示した。中立であるべき行政がイデオロギーの影響を受けていないか、県民は冷静に知事の言動を検証すべきだ◆県政の課題は辺野古だけではなく、経済、離島、福祉など山積している。このままだと沖縄が漂流してしまわないか。知事が活動家より先に握手すべき県民は、まだまだ大勢いる。

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