陸自配備 解けぬ対立の構図 4地区住民 市長突き放す

4地区住民との面談で、防衛省の陸自配備計画に理解を求める中山市長=11日夜、川原公民館

 歩み寄りを求める市と、突き放す住民側―。石垣島平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画を巡り、11日夜、駐屯地建設予定地周辺の4地区住民と中山義隆市長の初の面談が実現した。陸自配備に反対する住民らは、環境への影響に対する懸念を口々に訴え、現在進んでいる工事の中止を要求。配備計画に理解を求める中山市長の説明を受け入れなかった。両者は今後も協議を続けていく方針たが、対立の構図は解けそうもない。
 ▽カンムリワシと水
 国の特別天然記念物カンムリワシは、建設予定地周辺に飛来する姿がたびたび確認されている。防衛省は、現地調査の結果、現在着工している区域では営巣は確認されなかったと公表した。
 しかし、防衛省の委託業者を偶然目撃したという住民は「3日間だけ一生懸命、1人で立って双眼鏡で調査したようだ」「防衛省に、どういう調査をしたのか聞いたら答えられなかった」などと調査結果への不信感をあらわにした。
 中山市長は、カンムリワシに詳しい地元の人物を調査員に加えることは可能との考えを示した。
 住民側は、陸自配備が予定地周辺の水源に悪影響を及ぼす可能性があると指摘するビデオを上映。「だから私たちは最初から、環境アセス(環境影響評価)をやってくださいと言っている」「湿地帯が破壊される。専門家の調査が必要だ」などと中山市長に詰め寄った。

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