星空事業と博物館視察 与那国の大雨被害状況なども 宮腰沖縄相

館長補佐兼学芸係長の島袋綾野さん(左)から宮良殿内10分の1縮尺模型の説明を受ける宮腰大臣(中央)=18日午前、石垣市立八重山博物館

 就任後2度目の八重山訪問となる宮腰光寛沖縄担当相は18日午前、羽田空港から新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に到着し、石垣市立八重山博物館とユーグレナ石垣港離島ターミナル1階にあるドームシアター「美(ちゅ)ら星ゲート」を視察した。
 博物館では今回特別に、尖閣諸島魚釣島に漂着した福建省遭難漁民救護にあたった石垣村長の豊川善佐と玉代勢孫伴に宛てた2通の「尖閣列島遭難 中華民国感謝状」が展示され、宮腰大臣は丹念に読み、「最高の表現で書かれた感謝状だ」と感想を述べた。中山義隆石垣市長が「中国が尖閣諸島を日本の領土と認識していた資料」と述べると、「私は領土問題担当大臣でもある。今度、領土・主権展示館が移転・拡張するので、ぜひ、いろいろな展示物などを貸してもらいたい」と述べた。

 美ら星ゲートでは、市のこれまでの星空事業と、プラネタリウム兼用の多目的ドームシアターを整備する「美ら星ゲート構築事業」の概要が説明され、直径9㍍の傾斜型ドームの天井スクリーンで八重山の自然環境や星空など、観光客や市民が八重山の良さを再認識できる映像の一部を視聴した。
 構築事業は8月3日から開催予定のイベント「南の島の星まつり」に供用開始できるよう準備が進めてられている。
 午後からは与那国島入りし、13日に発生した大雨災害の被害状況や崎元酒造所、長命草加工処理施設などを視察した。

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