教諭ら米国の良さ学ぶ 基地内で英語力向上研修

 参加した長田小学校(宜野湾市)の長嶺哲也教諭は「英語が苦手で緊張したが、ライス先生がとても積極的で、笑顔やジェスチャー、声の大きさなどがエネルギッシュで引き込まれた。米国のいいところを吸収し、日本の教育にも反映させたい」と強調した。
 嘉手納小学校の金城寿教諭は「日本は画一的で決まったカリキュラムも多いが、米国は個々に応じた対応や、本人の主張が反映され、個々のフォローがきちんとある。教育格差が少ない」と指摘した。
 スタッフとして参加したエレーナ・グシケンさんは「文化教育の違いを乗り越えて学びあい、日本人と米国人の理解も深まる」と評価した。
 米軍基地内で研修を行うこと自体を疑問視し、不参加の意志を示した自治体もあるという。嘉手納町教育委員会の担当者は「同じ沖縄の中でも、文化がまるで違う環境で勉強できることは素晴らしいこと。先生のモチベーション向上につながる」と参加の意義を語った。宜野湾市教育委員会の担当者も「ネイティブな英語や米国のカリキュラムを学ぶことで、これから英語を学ぶ生徒たちに還元できる」と力説した。

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