会場に笑顔と感動 陸自音楽隊がコンサート

石垣中吹奏楽部生徒と合同演奏する陸自第15音楽隊=9日夜、石垣市民会館大ホール(左)。石垣市民会館大ホールには主催者発表で958人が来場した(右)

 陸上自衛隊第15音楽隊(隊長・山下顕1等陸尉)の「やいまふれあいコンサート」(主催・自衛隊沖縄地方協力本部)が9日夕、石垣市民会館大ホールで開催された。958人(主催者発表)が来場。出演者34人による幅広い楽曲に加え、石垣中学校吹奏楽部の生徒との合同演奏やユニークなショーの演出などで、来場者は笑顔と感動の時間を過ごした。
 第1部は、5月1日の新天皇ご即位にちなみ、天皇皇后両陛下のご成婚時に捧げられた曲「雅の鐘」で幕開け。「アルヴァマー序曲」、「安里屋ユンタ~バンドとコーラスのための~」などに続き、石垣中3年生の3人が音楽隊に加わり、「行進曲『春』」、「アフリカン・シンフォニー」を奏でた。
 第2部は「ルパン三世のテーマ」や「ニュー・シネマ・パラダイス」など、昭和・平成のテレビ・映画の音楽が会場を楽しませた。「サザエさん ア・ラ・カルト」では、隊員らがサザエさん家族に扮した短い喜劇も披露。来場者は笑いを誘われ、曲に合わせて自然と手拍子が起こった。
 フィナーレは映画『千と千尋の神隠し』から「スピリティッド・アウェイ」。アンコールに応え、きいやま商店「ドゥマンギテ」でコンサートは幕を閉じた。
 合同演奏に参加した大浜祥子さん(14)、上原爽音(さわの)さん(14)、幸地帆歌(ほのか)さん(14)らは「2曲じゃ足りない」と興奮冷めやらぬ様子。演奏前は「心臓が止まりそう」なほど緊張したが、演奏が始まると楽しさが上回った。
 大浜さんは「こんなに迫力ある自衛隊の皆さんとの演奏は体験したことがないし、本当に楽しかった」、上原さんは「部活は18人と少数。こんな大人数の中で演奏でき楽しかった」、幸地さんは「隊員の方の演奏がノリノリで、人生で一番楽しかった」と、目を輝かせた。
 同本部長の松永浩二陸将補はあいさつで、八重山地域の自衛隊に対する支援・協力への感謝を述べた。

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