電気供給と販売で提携 沖電とセルラー「競争力確保」

業務提携し新サービスの発表をした沖縄電力の本永浩之社長(左)と沖縄セルラーの湯淺英雄社長(右)=30日午後、沖縄セルラービル

 沖縄電力(本永浩之社長)と沖縄セルラー(湯淺英雄社長)は、新サービス「auでんき」に関する業務提携を発表し30日午後、沖縄セルラービルで共同記者会見を開いた。新サービスの「auでんき」は沖縄電力が電力を供給し、サービスの販売や料金請求などを沖縄セルラーが担う。
 「auでんき」と「auの携帯電話かauひかりちゅら」をセットで契約すると、電気料金の最大5%相当分をauウォレットポイントとして還元。そのほか、auでんきアプリもリリースし、ダウンロードすると手持ちのスマートフォンで電気料金の確認や、日、週、月毎に電気量を確認することができる。スマートフォンなどの料金と一緒に電気料金も請求する。
 新サービス導入には、2016年4月から始まった電力自由化を背景に、県内でも既に10数社の新規参入があり、沖縄電力の本永社長は「新電力との競争力確保、既存の顧客満足度向上につなげていきたい」と強調した。沖縄セルラーの湯淺社長は「顧客との接点を強くし、2022年度末までに4万5千契約加入を獲得したい」と意気込んだ。
 サービスは11月19日から、沖縄電力の供給エリアでの提供を開始。離島の宮古、八重山地域では対象外となる。離島については、電力自由化に伴い、過度な価格上昇を防ぐ観点などから「離島供給約款」で新規参入や今回のようなサービス導入は難しい現状がある。
 沖縄電力の担当者によると「離島でサービスを展開するのは技術的な障害はない。離島供給約款については、今後、需要の高まりやサービスの拡充が進めば、改正の可能性はあるが、現時点ではわからない」と述べ、離島での電力競争自由化導入には、まだまだま課題が残る。

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