得票1位で審査員賞 マインクラフト初の全国大会 浦添君(二中)ら5人

(左上)石垣チームが創造した「とある南の島~海の恵みと共に暮らす人々の伝統芸能とスポーツ~」の映像(YouTubeより)、「ピア・ボーディング Kazu賞」を受賞した(右から)崎原君、浦添一君、西里君、浦添昴君=26日夕、大濱信泉記念館

 石垣市の無料のプログラミング教室「CoderDojo Ishigaki(コーダー道場石垣)」に通う児童生徒5人のチームが23日、東京都の日本マイクロソフト本社で開催された「Minecraftカップ2019全国大会」(主催・同運営委員会)の最終審査会で審査員と大会参加チームによる相互評価(ピアボーティング)で得票1位を獲得し、審査員賞の1つ「ピア・ボーディング Kazu賞」を受賞した。
 「Minecraft(マインクラフト)」は仮想の3次元空間で立方体のブロックを組み合わせ、建物や街並みなどを自由に創造するゲーム。今回が初の全国大会で、テーマは「スポーツ施設のある僕・私の街」。3~30人のチームで共同制作し、3分間以内の作品紹介動画や工夫した点などの紹介文をもとに1次審査が行われた。

 石垣チームは浦添一君(石垣第二中1年)、西里琉弥君(大浜中1年)、崎原康樹君(大浜中1年)、喜納正直君(8月まで平真小、現在は松島小学校5年)、浦添昴(平真小4年)の5人で参加。
 作品名は「とある南の島~海の恵みと共に暮らす人々の伝統芸能とスポーツ~」で、石垣島の海や伝統行事・芸能をモチーフに、▽海上・海中マラソンコース▽ボートレース競技場▽沖縄角力▽高層プール―などをもつ広大な街を創造した。
 作品の構想が練りあがったのは6月末以降で、作品製作期間は8月8日から18日まで。「エージェント」と呼ばれるゲーム内のロボットをプログラミングすることで、様々な作業を自動化。生徒らで自主的に連絡を取りながら、オンラインで共同制作にあたった。
 1次審査へ参加した133チームから上位8チームが選出され、石垣チームが1位で通過。最終審査では8チームの各代表メンバーによる動画とパワーポイントを使った3分間プレゼンテーションが行なわれた。
 リーダーの一君は「自信はあったが、受賞した瞬間は安心した。沖縄的な見た目が良かったし、自然を生かした作りにした」と振り返り、「ほかのチームは自分たちより複雑なプログラミングをしていた」とさらなる挑戦心ものぞかせた。
 石垣チームの応募作品動画はYouTubeで視聴でき、10月中旬には動画クリエーターKazu氏とメンバーの解説付き動画がUUUMチャンネルで公開予定。

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