人材開発へ官民一体 石垣市が新プロジェクト

人材開発プログラムに協力する代表者ら=6日、フサキビーチリゾートホテル

 石垣市はアイランダーサミット石垣開催を機に、人材開発へ官民一体となった「チェンジ・メーカー・デベロップメント・プログラム」に取り組む。
 市が統括し、民間企業と連携して石垣島からチェンジ・メーカー(その時代に最も求められている価値を提供する人)の創出を目指すもの。
 プログラムの内容は民間企業のオンライン講座をもとに、自然エネルギーなどの活用による課題解決型ワークショップの実施や、石垣島の学生をバリ島に派遣し、島特有の社会課題や先進的取り組み学んでもらう短期留学プログラムの実施を予定する。
 協力する民間企業は、石垣島を拠点にバイオディーゼル燃料の開発を行う株式会社ユーグレナ、太陽光、風力、小水力などの自然エネルギー発電に取り組む自然電力株式会社、石垣島とバリ島でホテルを構えるグローバルホテルカンパニーの株式会社クラブメッドの3社。
 3社独自のノウハウを生かし、オンライン講座への専門スタッフの提供や留学プログラムへの旅費支援、ホテル部屋の提供などを行う。
 石垣市は年度内に詳細を詰め、来年度から開始させたいとしている。今後はオンライン講座も充実させ、10代の学生も社会の一人のキーパーソンとして育成していきたい考え。

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