製糖業宿舎の検討開始 町内3島、観光客宿泊も視野 竹富町

 竹富町製糖業等宿泊施設整備に関する検討委員会(前鹿川健一委員長、委員10人)が12日、竹富町教育委員会でスタートした=写真。同委員会は町内3島(小浜、西表、波照間)の製糖工場の宿舎整備に向け、2018年度内に基本構想を策定する。宿舎整備は製糖期には季節工が利用、製糖期外では観光客の宿泊施設も視野にある。
 現時点での宿舎整備条件として、宿舎利用者数は小浜で80人、西表で65人、波照間で70人。いずれも全室個室希望。

 機能として製糖期の12月~4月は季節工が利用。製糖期外の11月~5月は観光客の宿泊施設を検討する。また、通年で利用できる地域住民の交流場所としての機能も検討する。整備方針としては竹富町が整備し、民間主体で運営する方向。
 竹富町の方針としては▽安定した産業基盤づくり▽繁忙期における安定的な人材確保▽公民連携活用―などがある。同検討委員会の主な検討事項は▽施設利用の方針▽建設予定地の方針▽整備主体の方針▽運営主体の方針―がある。
 委員からは「(小浜では)工場と宿舎に距離がある。使う側からすると利便性が悪い。歩いて行ける距離がベスト」と指摘した。事務局によると、現時点での候補地は西表と小浜は町有地、波照間は私有地。
 現在のスケジュールとしては、2019年度に小浜、20年度に西表、21年度に波照間で工事着工する予定。次回の委員会は10月ごろ。2月ごろに3回目の委員会を検討している。

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