「市長は市民の命守れ」 石垣で集会、陸自配備批判

陸自配備問題を考える集会が開かれた=10月31日夜、石垣公民館

 石垣島への陸上自衛隊配備問題を考える集会が10月31日夜、石垣公民館で開かれた。同地区出身の市議、大濱明彦氏と内原英聡氏が地域住民に参加を呼び掛け、市住民投票を求める会の金城龍太郎代表や、陸自配備予定地周辺の地域住民らが意見発表した。
 駐屯地建設予定地に最も近い開南公民館の小林丙次さんは、中山義隆市長が陸自配備を容認したことに対し「市民の命を全く考えておらず、何を見て政治をしているのか理解できない。国防うんぬんは他の人に任せ、市長は市民を守るべきだ」と強く批判した。自衛隊が配備されると「島じゅうが標的になる」とも主張した。
 金城代表は「よく『お前は革新か』と言われるが、僕たちは右の人から見ると左、左の人から見ると右寄りに見えるかも知れない。真正面から向き合ってもらえると、本当の姿が見えてくる」とニュートラルな政治姿勢を強調。
 その上で「自衛隊配備問題は明確な民意が出ていないから、どうしてもいがみ合ってしまう。(住民投票で)結果が明確になれば、相手を認め、どういう政策が島に合っているのか考えることができる」と、住民投票の実施を改めて訴えた。
 同会は石垣市に住民投票実施の義務があるとして、市を提訴している。
 嵩田公民館の川満哲生さんは、陸自配備で島の水源が汚染される可能性を挙げ、環境アセスの実施を求めた。

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