カテゴリー:視点

  • 【視点】平和外交には抑止力必要

     日本政府が2012年9月11日に石垣市の尖閣諸島を国有化してから今年で10年になった。中国政府は、国有化を口実に尖閣周辺海域への艦船派遣と領海侵入を常態化させたため、地元漁船の操業が日常的に妨害される深刻な状況となって…
  • 【視点】2期目も課題山積の玉城県政

     11日投開票の知事選は、午後8時の投票終了と同時に報道各社が一斉に現職、玉城デニー氏の当確を報じる「ゼロ打ち」で、あっけなく勝敗が決した。7月の参院選では玉城知事が推す現職と自公の新人が大接戦を演じたため、今選挙も玉城…
  • 【視点】知事選、しぼむ離島振興の議論

     多数の離島を抱える沖縄県にとって、離島振興は「一丁目一番地の課題」とされてきたが、いざ全県規模の選挙となると離島の存在感は一気にしぼむ。今回の知事選も基地問題や経済問題の陰に隠れ、3候補が離島振興を巡って熱く論戦してい…
  • 【視点】テロ行為容認の風潮許すな

     知事選の街頭演説をしていた自民、公明推薦の佐喜真淳氏に、女性が銃弾のようなものを投げつける事件が起きた。けが人はなく、女性はその場で取り押さえられた。  一報を聞き、とっさに先月の安倍晋三元首相銃撃事件を思い出した。…
  • 【視点】知事選 問われる国との距離感

     沖縄最大の政治決戦である知事選が25日告示される。現職で再選を目指す玉城デニー氏(62)、自民、公明が推す前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)、前衆院議員の下地幹郎氏(61)が立候補する見込みだ。9月11日に投開票される。…
  • 【視点】中国演習、言語道断の蛮行

     言語道断の蛮行と呼ぶほかない。中国が台湾を包囲する6つの空・海域で4日から4日間、軍事演習を実施し、弾道ミサイル5発が波照間島南西の日本の排他的経済水域(EEZ)に着弾、別の1発は与那国島北北西のEEZ外に落下した。中…
  • 【視点】台湾問題 威嚇的言動やめよ

     中国の習近平国家主席は28日、バイデン米大統領と電話会談し、改めて台湾「独立」に反対を表明。台湾を援助する動きに対し「火遊びは自らを焼き滅ぼす」と警告した。  日米を含む国際社会が台湾海峡の平和と安定を強く訴える中で…
  • 【視点】感染再拡大 気引き締める時

     新型コロナウイルスが全国的に急拡大し、とりわけ沖縄、さらには八重山が深刻な状況になっている。ワクチン接種が順調に進み、重症者も少ないことから最近では感染を軽視する風潮も見られるようになったが、そうした気の緩みにつけ込ま…
  • 【視点】「オール沖縄」単純に勝利と言えず

     参院選沖縄選挙区は玉城デニー知事が支援する現職の伊波洋一氏が自公の古謝玄太氏を破り、再選を果たした。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力は主要選挙での連敗を止め、9月の知事選に弾みをつけた。 …
  • 【視点】民主主義破壊する卑劣なテロ

     民主主義を破壊する卑劣なテロ事件が起きた。奈良県で参院選の街頭演説中だった安倍晋三元首相が銃撃され、死亡した。首相経験者が殺害される事件は戦後初めてだ。安倍氏は歴代最長政権を率い、国際的にも存在感を示した政治家だっただ…
  • 【視点】運命を分けた沖縄と香港

    香港が英国から中国に返還され、1日で25年となった。この間、中国政府の独裁的支配が強まり、民主主義勢力は壊滅した。現地では習近平国家主席が記念式典に出席するなど、官製の祝賀ムードが盛り上がっているようだだ。 奇しくも1…
  • 【視点】参院選 離島振興の実現を

     参院選が公示され、沖縄選挙区には5人が立候補した。事実上、普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力の現職、伊波洋一氏(70)と、元総務官僚で自民、公明が擁立した古謝玄太氏(38)の一騎打ちである。 …
  • 【視点】慰霊の日 厳しさ増す国際環境

    ロシアのウクライナ侵攻で国際秩序が大きく揺らぐ中、沖縄は戦後77年の「慰霊の日」を迎えた。戦火に倒れた先人たちが今、再び何かを語ることができるなら、それは「平和な沖縄を永久に」という願いだろう。横暴な振る舞いを繰り返す他…
  • 【視点】離島住民直撃する物価高

     物価高が家計を直撃し始めている。現在、沖縄のレギュラーガソリン価格は長崎県、大分県に次ぐ高い水準となっており、移動コストがかかる離島住民の経済負担が増している。帝国データバンクによると、食品も年内に1万品目超が値上げさ…
  • 【視点】台湾侵攻は無謀な賭けだ

     東京で岸田文雄首相との首脳会談を終えたバイデン米大統領は共同記者会見で、中国が台湾を攻撃した場合の軍事的関与を明言した。台湾有事になれば沖縄や八重山も危機にさらされる。米国が台湾防衛に積極的な姿勢を示したことを歓迎した…
  • 【視点】沖縄周辺で加速する危機

     中国空母「遼寧」などの艦隊が沖縄周辺を10日以上航行し、艦載戦闘機やヘリの発着艦を繰り返している。台湾有事を想定した訓練とも言われるが、一時は石垣島の南約150㌔の距離まで接近した。台湾だけでなく沖縄への軍事的威圧と受…
  • 【視点】復帰50年「思い」を次世代に

     宮古、八重山で民放のテレビ放送が視聴できるようになったのは1993年で、たかだか30年ほど前のことだ。本土と沖縄本島だけでなく、沖縄本島と離島の間にも厳然とした格差が存在していた。  しかし、その後の島々の発展と格差…
  • 【視点】独立論 一足飛びの理想郷はない

     沖縄開発庁長官を務めた県出身の政治家、上原康助氏(1932~2017)が沖縄独立をテーマにした草稿を書き残していたことが話題になっている。多くの県民にとって沖縄独立論は机上の空論に過ぎないが、沖縄の日本復帰50年の節目…
  • 【視点】「きれいごと」に終始した建議書

     あまりにも「きれいごと」に終始した内容ではないか。沖縄の日本復帰50年に当たり、玉城デニー知事が7日に公表した「平和で豊かな沖縄の実現に向けた新たな建議書」。その安全保障に関する部分である。  県が建議書を作成するの…
  • 【視点】復帰50年で迎える憲法記念日

    75年目の憲法記念日を迎えた。沖縄にとっては日本復帰50年の節目で、改めて憲法を考える機会となる。 苛烈な沖縄戦と27年間の米軍統治を経験した県民が「平和憲法のもとへ復帰したい」と強く願ったことは現在も語り継がれている…

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