カテゴリー:コラム
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猫の目。猫の瞳が明るさで形がよく変わることから、くるくると変化することのたとえに使われる。猫の目打線。猫の目農政。方針が定まらない負のニュアンスが強い◆雇用調整助成金。新型コロナウイルスで経営の苦しくなった事業者が休職…
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県議選が7日投開票され、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する勢力が過半数を維持した。移設反対派は今後も沖縄政界を牽引(けんいん)することになる。
翁長雄志前知事の急逝に伴い、2018年9月の知事選に急きょ出馬して…
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「冥福を祈る」という言葉の虚しさを改めて感じた人は多いはずだ。北朝鮮による日本人拉致被害者、横田めぐみさん=当時13歳=の父・滋氏が5日、亡くなられた。めぐみさんは今、55歳だ◆余りにも拉致事件に無関心ではなかったか。…
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日本政府が新型コロナウイルスの水際対策として実施している外国人の入国制限の緩和について、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国を対象に検討していることが明らかになった◆報道によると、いずれも感染状況が…
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戦争はバカな大人が勝手にしたこと―。ある高校生から聞いた言葉だ。善悪や生死を考えたことのない、例えば「国難に殉ずる」と聞けば条件反射で反発する大人たちから、そう教わったのだろう。彼らは「生とは何か」と真剣に自問したこと…
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少子化や人口減少の進行は、戦後日本が直面する最大の国難かも知れない。日本の将来を支える有為の若者たちが大量に失われるという意味では戦争の惨禍と何ら変わらないが、こちらは静かに、しかも着実に日本の屋台骨をむしばんでいく。…
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政府の特別定額給付金10万円のオンライン申請をスマホで挑戦した。評判通り手順が煩雑で行き詰まることたびたび。何度も試して通算5時間ほど悪戦苦闘した末、ようやく申請までたどり着いた◆マイナンバーカードが必要だが、設定した…
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新型コロナウイルスの影響で、県が自粛していた観光客の受け入れが1日から段階的に再開された。新規感染者が発生している東京や福岡など6都道県との往来自粛要請は継続しているが、18日には解除される見通しだ。感染拡大を防ぎなが…
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東西冷戦が西側民主主義諸国の勝利に終わって以来、民主主義は世界の潮流だと思われてきたが、本当にそうだろうか。世界ではむしろ、自由や人権の抑圧に向けた動きが強まりつつあるように見える。
中国の全国人民代表大会(全人代…
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90%減。衝撃的な数字が発表された。4月に県を訪れた観光客の前年比だ。新型コロナウイルスで来島自粛を求めていたから当然の帰結と言えばそうだが、改めて数で示されると息をのむ。商売上がったりでホテルと飲食店の休業が相次いだ…
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「慰霊の日」の6月23日に開かれる沖縄全戦没者追悼式を、平和祈念公園から国立沖縄戦没者墓苑に変更する案に、沖縄戦研究者らでつくる「沖縄戦全追悼式のあり方を考える県民の会」が反発している◆同墓苑が戦死者を「国難に殉じた戦…
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武漢肺炎発症を巡り、謂われのない差別や偏見がまかり通っている。児童生徒に教え諭すのは良いが、教える側が「あれ」では反って害になる◆「トランプ大統領がWHOのテドロス事務局長に『辞めろ』と言った」―これを「差別」として某…
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米短文投稿サイトのツイッター社がトランプ米大統領の投稿に対し、事実を確認するよう注意を喚起する「ファクトチェック」のラベルを付けた。これにトランプ氏は「言論の自由の弾圧」「巨大IT企業の検閲」などと猛反発し、大統領令な…
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新型コロナウイルスの影響は、夏の風物詩となっている国民的行事にも及んだ。日本高野連は、今年の第102回全国高校野球権大会と地方大会の中止を決めた。夏の甲子園大会が中止されるのは戦後初の事態だ。
夏の甲子園は毎年のよ…
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台湾の蔡英文総統が政権2期目をスタートさせた。民主主義や自由経済を標ぼうする台湾は、日本周辺では数少ない貴重なパートナーであり、八重山にとっても一衣帯水の間柄だ。台湾を自国の一部であると主張する中国は「一国二制度」によ…
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新型コロナウイルスの新規感染者数が目に見えて減少してきた。政府は新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を39県で解除し、残る8都道府県の解除に関しても21日に判断する。
3月から4月にかけての感染者急増を「第…
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沖縄のリーディング産業である観光業がはらむ脆弱性を、いやおうなしに思い知らされる年になってしまったようだ。48回目となる沖縄の復帰記念日は「令和」の始まりを祝った昨年とは打って変わり、重苦しい雰囲気の中で迎えることにな…
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石垣市の尖閣諸島周辺海域で、領海侵入した中国公船「海警」が与那国町漁協所属の漁船に接近、追尾する事態が発生した。海上保安庁の巡視船が警護に当たり、漁船の安全を確保したが、日本の主権が公然と侵害され、日本人の生命や安全が…
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全国的に新型コロナウイルスの感染拡大は続いているが、地方によっては感染者増加のペースが衰えているところもあり、営業や外出の自粛解除に向けた「出口戦略」の議論が活発化し始めた。沖縄では5月に入って新たな感染者が確認されて…
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東京都が提唱した「ステイホーム週間」も都民の外出自粛を求める標語としてはインパクトがあったが、世代によっては、横文字に違和感を持った人もいたはずだ。島根県が大型連休中、帰省を自粛するよう求めた広告の標語「早く会いたいけ…
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