カテゴリー:視点

  • 【視点】港湾スト 県民の理解得られぬ

     米艦船「ラファエル・ペラルタ」の石垣寄港計画を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)が沖縄本島と石垣島で全面ストライキに突入する構えを見せている。ストライキが実行されれば港湾の荷役作業がストップして物流が止まり、県民生活を…
  • 【視点】自衛隊施設は「負担」か

     安全保障に必要な施設と、地域住民の暮らしをいかに両立させるか。これは沖縄で特に議論になることが多い問題だ。石垣市でも陸上自衛隊石垣駐屯地の建設の是非が何度も選挙の争点になったが、うるま市でも同様の事例が勃発した。  …
  • 【視点】ロ反体制派死亡 民主主義の危機

     もし自分が殺害されたら、どんなメッセージを遺したいか―。ロシアの反体制活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)を描いたドキュメンタリー映画は、本人に対し、そんな衝撃的な問い掛けから始まる。笑顔で「やめてくれ」と質問をかわ…
  • 【視点】離島振興の熱量が低い

     米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を阻止するため「ブレることなく県民の先頭に立つ」「全身全霊で取り組む」と最大限の表現で決意を表明した。玉城デニー知事が県議会で行った2024年度所信表明だ。一方で離島住民の目線に立つと…
  • 【視点】尖閣問題 市は引き続き積極姿勢を

     尖閣諸島(石垣市)周辺の日本両空港を飛行する自衛隊機に対し、中国海警局の艦船が無線で退去要求を始めた、と共同通信が報じた。自衛隊機が中国の「領空」を侵犯したとみなす行為であり、中国の尖閣侵奪に向けた新たな動きと言える。…
  • 【視点】経済復活が最大の課題

     岸田文雄首相は施政方針演説で「『経済の再生』が岸田政権の最大の使命」と改めて強調した。現在、日本が直面している最大の課題が経済の停滞であることは疑う余地がない。力強い経済の復活に向け、政権だけでなく民間も含めて全力を挙…
  • 【視点】少子化 島々も存続の危機に

     少子化に歯止めが掛からない。2023年1~11月の出生数は前年同期比5・3%の約69万人で、12月も同じペースだった場合、通年では70万人半ばとなり、過去最少となる可能性が高まった。  少子化がこのまま進行すれば、最…
  • 【視点】頼氏当選 台湾との連携強化を

     台湾総統選では与党、民進党の頼清徳副総統が初当選し、中国と距離を置く民進党の候補が初めて3期連続で政権を担うことになった。  地理的に近い八重山ではもともと、台湾に対する関心が高い。最近は台湾有事への懸念が急速に高ま…
  • 【視点】辺野古 多様な声に耳傾けよ

     米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設工事で、沖縄防衛局は軟弱地盤がある大浦湾側の埋め立てに着手した。普天間飛行場の早期撤去は宜野湾市民のみならず県民全体の総意でもある。移設完了は早くても2030年代半ば以降とされるが、政…
  • 【視点】沖縄、波乱含みの年明け

     2024年は「静かな凪(なぎ)の年に」と願ったのは、日本で台湾に最も近い与那国町の糸数健一町長だが、現実には波乱含みの年明けになったと言えそうだ。  中国の習近平国家主席は昨年末、新年に向けたあいさつで、台湾統一につ…
  • 【視点】いつまで泥仕合続けるのか

     いったい、いつまで沖縄県民を泥仕合に巻き込み続けるのか。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る代執行訴訟で県が敗訴したことを受け、玉城デニー知事は最高裁に上告したと明らかにした。既に確定した最高裁判決に従わない姿勢を…
  • 【視点】離島の民意に向き合うべきだ

     台湾有事を念頭に、自衛隊、海上保安庁が円滑に利用できるよう政府主導で整備を進める「特定重要拠点空港・港湾」に、県内から新石垣空港、与那国空港、波照間空港を含む7空港が選ばれる見通しになった。石垣港、新たに整備される与那…
  • 【視点】墜落事故 人命の尊さに思い馳せ

     米空軍のCV22オスプレイが屋久島沖で墜落した事故は、搭乗員8人の死亡が認定される大惨事となった。沖縄県議会など県内各自治体の議会は抗議決議などを可決し、米軍はオスプレイ全機種の飛行を停止した。事故の波紋は世界的な広が…
  • 【視点】オスプレイ 飛行再開へ原因究明を

     米軍横田基地所属のCVオスプレイが鹿児島県の屋久島沖で墜落し、搭乗員1人の死亡が確認された。残る搭乗員7人の安否が不明となっている。  まずは行方不明者の一刻も早い救出を祈りたい。その上で事故原因を早急に解明し、事故…
  • 【視点】沖縄にまたミサイルの脅威

     北朝鮮が21日、「人工衛星」と主張する事実上の弾道ミサイルを発射した。ミサイルは沖縄本島と宮古島の間を通過したと見られており、北朝鮮によるミサイルの脅威がまた沖縄に迫った。国際社会の懸念を無視してミサイル発射を強行した…
  • 【視点】GDP転落 日本の岐路

     ジャーナリストとして戦前日本の拡張政策を批判し、戦後は政治家として首相も務めた石橋湛山が没後50年の今年、再注目されている。6月には超党派の国会議員でつくる「石橋湛山研究会」が結成され、石橋の軌跡をたどる書籍も次々と発…
  • 【視点】司法無視の正当化は許容できず

     米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る設計変更承認の代執行訴訟で、玉城デニー知事が福岡高裁那覇支部で開かれた口頭弁論に出廷した。「国が沖縄県との対話による解決の努力をしていない」「異常なのは、県民が嫌だと声を上げてい…
  • 【視点】隙のない訓練で離島守れ

     離島防衛を想定した陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」が国内各地で始まった。沖縄県内では石垣駐屯地と与那国駐屯地で共同の指揮所設置などが予定されている。  沖縄・八重山は台湾に近く、尖閣諸島を…
  • 【視点】有事見据えたインフラ整備を

     台湾有事に備え、政府が南西諸島を中心に空港や港湾の機能強化に乗り出しており、八重山でも新石垣空港の滑走路延長などが、にわかに現実性を帯びてきた。3市町は従来、観光インフラ整備の観点から滑走路延長を国、県に要望してきたが…
  • 【視点】法治国家の首長と言えるか

     米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、玉城デニー知事は4日、斎藤鉄夫国土交通相が同日までの期限で指示した設計変更申請の承認に応じない考えを示した。記者団に「現段階では承認とも不承認とも判断できない」と述べた。  …

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