首相来県情報を否定 自民、公明に配慮か
沖縄県知事選は10日から「3日攻防」と呼ばれる最終盤に入り、新人で那覇市副市長の古謝玄太氏(42)を支援する自民党総裁の高市早苗首相が沖縄入りするとの情報が飛び交っている。ただ高市首相の来県には古謝氏を推薦する公明党が難色を示しているとされ、自民党関係者は9日「ない」と明確に否定した。
選挙戦は古謝氏と現職、玉城デニー氏(66)による事実上の一騎打ち。高市首相は知事選について「できることはすべてやる」と重視する姿勢を示しており、古謝氏を応援するため来県する可能性は、選挙戦の早い段階からささやかれていた。
ただ公明党は高市首相の保守色に反発して自民党との連立政権を離脱した経緯があり、自民県連内では「公明党の感情を逆なでする」として見送り論が大勢だった。
選挙戦後半に突入し、無党派層の争奪戦が激化。これを受けてテコ入れのため、人気が高い首相の来県を期待する声が党の一部で再燃している。
公明党の支持者は取材に「首相が来県しても古謝氏を支援するほかないが、感情的には自民党に協力したくない気持ちだ」と吐露。自民党県連の関係者は首相来県について「何も聞いていない」とした。