芸能・文化 【小チャイナと大世界】(三三五) 公家日記も一姓同宗説 呉座勇一イエ説は別物 石井望(談) 前回の呉座勇一氏は古代近親婚は父母双系制だとしますが、近親婚の目的は外戚排除ですから、皇統父系の強化に外ならず、双系説とは全く逆です。 前回の通り皇室には王(おおきみ)という姓があり、姓は父系の文化ですから双系のはずがありません。皇姓の証跡は日本書紀だけでなく続日本紀、続日本後紀、日本三代実録、源氏物語など諸書に多数あり、碩学折口信夫も皇姓は王氏だと述べています。 光源氏を藤壷に導いたのが王命婦(… 2026/08/30 05:00
芸能・文化 アンガマで安全訴え 旧盆、八重山署に青年会 八重山地区交通安全協会は旧盆初日の25日、八重山署で平得青年会を招き、交通安全を啓発するアンガマを行った。 にぎやかな三線の音色と共に、ファーマー(子孫)を従えたウシュマイ(爺)とンミー(婆)が同署駐車場に登場。歌や踊りを披露した。 合い間には、手足に包帯を巻き、つえをつきながら「交通事故を起こした」と訴える男が現れ、事故に遭わないため「飲酒運転をしないこと」などと訴えた。 八重山署の赤嶺旨一署長… 2026/08/29 05:00
芸能・文化 獅子舞が邪気を払う 大浜でイタツキバラ 旧盆明け恒例の伝統行事・イタツキバラが28日夜、大浜地区の崎原公園で行われた。獅子舞で祖先と共に来訪した無縁仏の霊を払う伝統行事で、地域住民が参加。邪気払いと無病息災を願った。住民と各団体、学校が連携し地域の魅力創出と伝統文化の継承も目的に開催された。 イタツキバラは八重山の旧盆を締めくくる伝統行事で、各公民館が主体となり、アンガマの後に行われる。 大浜では、公民館と獅子・棒保存会が主催し、毎年野… 2026/08/29 05:00
芸能・文化 【目からビーム!】 第224回 さらば、反省屋、謝罪屋、懺悔屋 但馬オサム 8月ももう過ぎようとしている。今年も、終戦の日のあたりは何かと騒がしかった。高市首相が事前にこの日の靖国参拝を見送ることを発表したために、保守層からは失望の声も上がっていたが、それを〝遥拝〟という誰もが予想だにしなかった奥の手で乗り切ったのには驚いたものだ。彼女のアイディアなのか、それとも側近によほどの知恵者がいるのか。どちらにしろ、ロックな女首相に似つかわしい快心の一打だった。 日本武道館で行わ… 2026/08/28 05:00
芸能・文化 白保子供獅子が慰問 支援施設で交流 社会福祉法人綾羽福祉会・障がい者支援施設ハーモニー(新里光枝施設長)では26日、合同会社・白保子供獅子による慰問公演が行われた。白保小学校の高学年で構成される団体で、獅子舞を地区内で披露しているが、施設訪問は今回が初めて。旧盆・中日(ナカビ)である同日に施設を訪れ、大人顔負けの獅子舞を堂々と披露し利用者と交流した。 慰問はハーモニー側が依頼。厄払いも兼ねて子どもたちが獅子舞を披露し利用者を楽しませ… 2026/08/27 05:00
芸能・文化 海銀行員と大浜青年会 初のあんがま祭り開催 沖縄海邦銀行八重山支店(仲程健太郎支店長)では25日、石垣島伝統の「あんがま祭」を開催した。行員が大浜青年会に所属していた縁もあり、今回初開催。同青年会のあんがま一行に、仲程支店長を含む計7人の行員も加わり宴を盛り上げた。地域住民や行き交う観光客が足を止め、石垣の旧盆行事を楽しんだ。 島外出身の仲程氏は、三線の稽古を続け、今回は地謡として参加。このほか、行員たちは地謡以外にも太鼓や踊り手として参加… 2026/08/26 05:00
芸能・文化 「3日間ゆっくり過ごして」 各家庭で先祖をお迎え 旧盆 旧盆入りした25日、八重山の各家庭では、先祖の霊を自宅に迎える「ウンケー」の行事が行われ、家族そろって仏壇に向かう姿が見られた。島々では27日までの3日間、先祖の供養と子孫の無病息災を願う伝統行事が繰り広げられる。 石垣市新栄町の高木健さん(82)宅には同日夜、子どもや孫、ひ孫が集まり、仏壇の前で祖先に手を合わせた。 高木さんは亡き父母の實(みのる)さん、照子さんの名前を挙げ「今日からゆっくり、こ… 2026/08/26 05:00
芸能・文化 旧盆行事、アンガマ始まる 珍問答「チャーター機で来た」 旧盆(ソーロン)入りした25日、あの世から戻った祖先とされるウシュマイ(爺)とンミー(婆)が、ファーマー(子孫)を引き連れて家庭を回る八重山の伝統行事「アンガマ」が始まった。 新川では午後7時前、新川字会の石垣安志会長宅を一行が訪問し居間に上がった。ウシュマイ、ンミーが仏壇に手を合わせた後、石垣さんや家族、見物に集まった地区の住民たちと共に宴を楽しんだ。 ファーマーは唄三線で古典民謡を披露。有名な… 2026/08/26 05:00
芸能・文化 【小チャイナと大世界】(三三四) 万世一姓は父系皇統 呉座勇一不文律論の愚 石井望(談) 近代以前の男系皇統は不文律であって男系を明記した史料は存在しない、という俗説はウソです。人々は近代以前から男系を標示する姓氏を名乗っていました。「異姓簒奪」「易姓革命」という言葉が姓氏断絶すなわち皇統断絶を示しています。 南北朝の義堂和尚も皇統を「万世一姓」と書いています。皇統は一姓で継承され、「おおきみ」という姓があったのです。易姓革命とは単なる王朝交替でなく、父系氏族交替です。姓氏は父系の文化… 2026/08/23 05:00
芸能・文化 メーラムニ通して村を知る 宮良住民が方言学習会 石垣市宮良地区の方言「メーラムニ」を後世に継承しようと、メーラムニあんず会(石垣實佳会長)の方言学習会が16日、宮良公民館で開かれ、中学生を含む約20人が受講した。 石垣会長は「メーラムニを通して宮良村を知る」と題し講話。方言で「バンチル」とされるグアバについて「私が小さい時の終戦直後は食べ物がなく、バンチルを拾って食べた。イモとバンチルが主食だった」と紹介した。 方言で「ジンチンパーレ」のホタル… 2026/08/23 05:00
芸能・文化 県代表、堂々と演舞 大浜中郷芸部が中文祭で 第26回全国中学校総合文化祭(主催・全国中学校文化連盟)の東京大会で、沖縄県代表として出演した大浜中学校郷土芸能部は22日夕、石垣島に戻った。出迎えた保護者を前に結果を報告し労いを受けた。 大会で、大浜中は演目「稔り世」を演舞。田植えから稲の収穫までの流れや、村人が五穀豊穣に感謝する様子を約30人の部員で力強く表現した。 空港に到着後、大工華奈部長(14)は「最初はとても緊張したが、本番は部員全員… 2026/08/23 05:00
芸能・文化 最優秀賞に藤川貴司さん 東京とぅばらーま大会で熱唱 東京八重山郷友会連合会(知念辰昇会長)主催の第1回東京とぅばらーま大会が16日、東京都中野区の野方区民ホールで開かれ、18人が八重山の情歌「とぅばらーま」で自慢ののどを競った。藤川貴司さん(51)=東京都=が最優秀賞を受賞し、9月23日に石垣市で開かれる「とぅばらーま大会」に東京代表として派遣されることが決まった。 「とぅばらーま大会」を毎年開催している石垣市は、全国各地の八重山郷友会にもそれぞれ… 2026/08/18 09:53
芸能・文化 星空ガイドの役割紹介 まつり25年でシンポ 石垣市の「南の島の星まつり」(主催・同実行委員会)が今年で25年を迎えることを記念した「星空ガイドシンポジウム」が16日、市民会館中ホールで開かれた。八重山の美しい星空を観光客などにPRする「星空ツアーガイド」の役割に関し、関係者のプレゼンテーションが行われた。 星空ガイドの育成講座を開催している石垣市観光交流協会の西玉得利美さんは、星空をテーマにしたツアーについて「星空観光は自然、文化、科学を一… 2026/08/18 05:00
芸能・文化 【小チャイナと大世界】(三三三) 高市首相靖国参拝せず 古人は祟(たた)りを怖れた 石井望(談) 怨霊のつづきです。太古の大国主の神は内戦を避け、神武皇統に国を禅譲したものの、怨霊となって祭られます。禅譲したのは同一民族ゆえでしょう。魏志倭人伝に邪馬台国の国境線外まで「倭種」だと書かれていて、日本人種が広がっていたことが分かります。 7世紀の『隋書・流求伝』でも琉球の豪族が島内で戦闘の後、敗者は負けを認め、「即ち共に和解す」と書かれています。敵方を絶滅させなかったのです。日本人同士だから当然で… 2026/08/16 05:00
芸能・文化 竹富島で感謝の演舞 八重農・八商工合同チーム 第50回全国高校総合文化祭(主催・文化庁、秋田県)の郷土芸能部門(伝承)で沖縄県代表として出場し、優良賞(3位)を獲得した八重山農林・八重山商工の合同チームは13日、竹富島を訪問し指導を受けた島民に演舞を披露した。 2校の生徒は昨年8月、地域の五穀文化を学び継承する「五穀文化継承プロジェクト」の一環で、竹富島に伝わる十五夜の伝統食づくりを同島の複合型福祉施設で学んだ。半世紀以上にわたりアワを栽培し… 2026/08/14 05:00
芸能・文化 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十六回 いただきます 島尻昇 先日、日本全国のおいしいものを紹介するテレビ番組を見ていた。その日のテーマは「馬刺し」だった。 私は馬刺しが好きである。「おいしそうだな。」そんな軽い気持ちで見始めた。 ところが番組では、馬刺しとなる馬を育てている農家の方が紹介され、一頭一頭を大切に育てる様子が映し出された。 その瞬間、私は頭を殴られたような衝撃を受けた。 私はこれまで、馬刺しを「料理」としてしか見ていなかった。 その向こうに、生… 2026/08/12 05:00
芸能・文化 第42回趣味のクラブ発表会 石老連 日頃の成果披露 石垣市老人クラブ連合会(砂川長紀会長)は9日、第42回趣味のクラブ発表会を市民会館大ホールで開催した。同会に所属する23のクラブが日頃の成果を披露した。 連合会は60歳以上の高齢者が参加する団体で、高齢者の生きがいや交流、健康づくりを目的に、所属する各団体が多彩なクラブ活動を行っている。 9日は活動の成果を発表する機会で、舞台では舞踊や三線の演奏などが披露された。手芸や絵画、書道などのクラブは部員… 2026/08/11 05:00
芸能・文化 【小チャイナと大世界】(三三二) 靖国の祟りはあるか 伊勢出雲白峯の怨霊 石井望(談) 台風お見舞い申し上げます。さて天皇の要務は祭祀とされますが、中でも建国をめぐる祭祀、乃至国家的怨霊を鎮伏することは最要務です。祭られる祟り神は崇徳院、大国主、天照大神、熱田神宮などです。 保元の乱で讃岐の白峯に配流された崇徳上皇は怨霊となったため、明治天皇は白峯寺を京都に移すとともに即位改元し、白峯神宮の名を下賜しました。久しい武士の世から王政を復古するには、保元の怨霊鎮撫は必須だったのです。 建… 2026/08/09 05:00
芸能・文化 【看脚下 -沖縄から日本を見る-】 第十五回 今場所の大相撲名古屋場所を見て感じたこと 島尻昇 今場所の大相撲名古屋場所を見ていて、強く心を動かされた力士がいた。 ウクライナ出身の関脇・安青錦関である。 安青錦関、本名ダニーロ・ヤブグシシンは幼い頃から相撲を始め、二〇一九年に大阪・堺市で開かれた国際大会で三位に入賞した。その頃から「力士になりたい」という夢を抱いていたという。 しかし、その夢は戦争という過酷な現実に直面する。 二〇二二年二月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。徴兵の対象と… 2026/08/05 05:00