同志社、法人の管理体制に問題認める 辺野古事故で謝罪
亡くなった武石知華さんに黙祷を捧げた八田理事長ら=30日午後、京都市内
名護市辺野古沖で3月、同志社国際高の研修旅行中に抗議船2隻が転覆し、女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、学校法人同志社(京都市)は30日、記者会見を開いた。八田英二理事長は冒頭、「亡くなられた武石知華さんに謹んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族、負傷された生徒及びその保護者の皆様に心よりお詫びをし、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。事故後の説明が遅れたことについても謝罪した。
法人は事故の根本原因について、法人と学校のガバナンス・内部統制が十分に機能していなかったと説明。安全管理体制の不備や教職員の意識不足、問題を指摘しにくい組織風土が重なり、安全管理上の問題が長年改善されなかったと認識を示した。
再発防止策として、法人に各設置校の校外活動を統括する安全管理室を設置し、高リスク活動の事前審査・承認体制を強化。同志社国際高でも複数チェック体制や事前説明の手続きを整備した。また、平和学習の中立性や適切性を検証する外部専門家による検討委員会を22日付で設置。2014~25年度の沖縄研修旅行を含む平和学習を検証する。
八田理事長は、検討委員会の検証結果がまとまり、法人として改善計画の検討と着手が決まり次第、自ら説明して「説明責任を果たしてから、辞任をさせていただく」と述べた。事故の責任の所在や処分についても、調査報告書と検討委員会の結果を踏まえ、改めて慎重に検討するとした。
その後、八田理事長らは報道陣の質問に答える。