視点 【視点】深刻化する一方の人手不足 人手不足が叫ばれて久しい。数字の上でも裏付けるように、沖縄の新規求人倍率は10月、復帰後初めて2倍を超え、2・06倍となった。有効求人倍率も全国平均よりは低いものの、2016年10月以降、毎月1倍以上をキープする状況が続いている。 日本商工会議所は「この1年の中小企業の悩みは人手不足だった」として、今年の漢字に「人」を選んだ。少数精鋭の人材で業績向上を図らなくてはならない中小企業にとって、人手… 2017/12/23
金波銀波 【金波銀波】若いころの就職活動で… 若いころの就職活動で、ある会社の面接を受けた時のこと。「あなたの長所は何ですか」と聞かれ「責任感があります」と答えると「社会人なんだから責任感があるのは当たり前でしょう」と逆襲され、ぎゃふんとなってしまった。就職活動は失敗した◆しかし社会人になって世の中を見ると、聞いていたこととは大違い、何と無責任が横行していることか。当事者は「これくらいやれば大丈夫だろう」「誰かがやってくれるだろう」、傍観者… 2017/12/21
金波銀波 【金波銀波】「大事の思案は軽くすべし」。 「大事の思案は軽くすべし」。江戸時代の佐賀藩に伝わる「葉隠」が説く人生訓だ。重要な問題というものは常日ごろから熟慮し、いざという時は軽々と決断すべきという◆石垣島への自衛隊配備問題で、中山義隆市長の腰が定まらない。昨年末には受け入れを表明したが、最終的な受け入れではないと説明し、決断をさらに引き延ばした。来年3月の市長選が近づき、そろそろ決断の時かと思えば、今度は選挙後の表明になる可能性があると… 2017/12/10
金波銀波 【金波銀波】「どうして自分を否定する憲法に… 「どうして自分を否定する憲法にペコペコするんだ。これがある限り、諸君は永久に救われんのだぞ」。自衛隊の市ヶ谷駐屯地で総監を人質に取り、バルコニーに立って憲法改正を訴えた三島由紀夫。しかし訴えに同調する自衛官はなく、部屋に戻った三島は同志と自決した。1970年11月25日の出来事だ◆あれから47年。今や、首相が国会で憲法9条に自衛隊を明記する改憲論議を呼び掛けている。ようやく時代が三島に追いついた… 2017/11/25
金波銀波 【金波銀波】「いばったところがなく、とても自然で 「いばったところがなく、とても自然で聡明だった」―。世界的チェロ奏者のパブロ・カザルスは、ホワイトハウスでの演奏会に招かれ、41歳年下のケネディ米大統領と面会した時の印象をこう回想している◆母国スペインの独裁政権を批判し、自由と平和を訴え続けたカザルスは、ケネディこそ世界のために力を尽くす大統領だと直感し、大きな期待を抱いた。わずか2年後の1963年、ケネディが暗殺された際は「これまで多くの人の… 2017/11/22
視点 【視点】日米共同使用と負担軽減 沖縄の基地負担軽減に向けた具体的な一歩となるかも知れない。在沖米軍の海兵隊撤退後、防衛省が来年3月に創設する水陸機動団(日本版海兵隊)を沖縄に配備する可能性について、在沖縄米軍トップを兼ねるニコルソン在日米海兵隊司令官(中将)が16日、「理解できる」との認識を示した。 小野寺五典防衛相は17日、「まだ何も決まっていない」と述べたが、ニコルソン氏は私案としながら、キャンプ・ハンセンかシュワブへの… 2017/11/18
視点 政治 【視点】支持される野党の「条件」 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)が辞任の意向を表明した。自公に代わる政権交代の受け皿を目指して9月に党代表に就任したが、わずか2カ月足らずでの退陣となる。一時は国民的な期待を一身に集めた小池氏が国政から距離を置く姿勢を示したことは、希望の党の党勢にも影響を与えかねず、野党の混迷に一層拍車が掛かる可能性がある。 巨大与党の自公に対し、野党は小勢力が乱立する状況で、しかも野党間に政策の大きな… 2017/11/16
視点 【視点】中国、太平洋支配の野心あらわ 中国の習近平国家主席は9日、トランプ米大統領との首脳会談後、共同記者会見で「太平洋には中国と米国を受け入れる十分な空間がある」と発言した。 中国軍関係者は、かつて米国の太平洋軍総司令官に対し「ハワイから東は米国、西は中国で分割管理しよう」と持ちかけていた。今回の発言もこの趣旨に沿ったものであることは明白だ。 言うまでもなく太平洋の西側には尖閣諸島を含む八重山諸島があり、沖縄があり、日本本土が… 2017/11/11
金波銀波 基地と沖縄 【金波銀波】あまりに感情的なコメントに あまりに感情的なコメントにびっくりした。米軍普天間飛行場の辺野古移設工事で、沖縄防衛局が新護岸の工事に着手したことを受けた翁長雄志知事の反応である◆「政府は、なりふり構わず既成事実を作ろうと躍起になっているが、工事が進んでいるように見せかけているだけだ」。現場で抗議する反対派を鼓舞するリーダーのようで、これが行政の長とは、にわかに信じ難い。「あらゆる手法を適切な時期に行使し、これからも全力で戦う… 2017/11/09
視点 【視点】平和と繁栄支える同盟 来日したトランプ米大統領と安倍晋三首相は共同記者会見で「日米両首脳が、これだけ緊密だったことはない」と強調した。日米両首脳は前代未聞とも呼ぶべき蜜月ぶりをアピールした。 特に安全保障面で、日米同盟の堅固さを示した。日本にとって最大限の外交的成果だったはずだ。 一方でトランプ氏は、米国製の武器を購入するよう安倍首相にクギを刺した。ビジネスマンの横顔を持つ大統領ならではである。外交は一筋縄ではい… 2017/11/07