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対照的な2人、沖縄の将来左右 沖縄県知事選2026

2026/09/04 07:00

古謝氏のイラスト(AI作成)右、玉城氏のイラスト(AI作成)左

13日投開票の沖縄県知事選に立候補している新人の古謝玄太さん(42)=自民、維新、国民民主、参政、保守、公明県本部推薦=と現職の玉城デニーさん(66)は、世代も経歴も対照的だ。復帰後生まれの古謝氏は元官僚で、豊富な行政経験が強み。玉城氏は米軍統治下に生まれ、タレントとしての知名度を生かし政治家の道を歩んだ。選挙戦は事実上、古謝氏、玉城氏による一騎打ちの様相。全くカラーの異なる2人の対決劇は、沖縄の将来を左右する分岐点になりそうだ。

最年少、復帰後生まれ初の知事へ 古謝玄太さん

1983年生まれで42歳の古謝さんが当選すれば、史上最年少で、72年の沖縄復帰後に生まれた初の知事となる。

那覇市首里出身。父は宮古島出身で、離島にルーツを持つ。本家は現在も宮古島で営業する古謝そば。母は広島県出身。

東大薬学部在学中に県人会を結成して会長を務めた。同郷出身の友人が沖縄に帰っても仕事がないと聞き、帰りたい人は帰り、残りたい人は残って活躍できる沖縄をつくりたいと政治を志した。

大学卒業後、総務省に入省し、出向先の長崎県で財政課長を務めるなど行政マンとしてキャリアを積んだ。22年に帰郷後、同年7月の参院選に出馬したが惜敗。同年12月、知念覚那覇市長から副市長に起用され、26年2月まで務めた。県薬剤師会副会長としての顔もある。

家族は妻、亜希子さんとの間に四女一男。

今選挙のスローガンは「沖縄を、前に」。集会では支持者がガンバロー三唱の代わりにこのスローガンを叫ぶ。

異色の経歴、40年ぶり知事3選へ 玉城デニーさん

1959年、米軍統治下時代の沖縄に生まれ、故郷の苦難の歴史を知る世代。沖縄の知事は3期目が鬼門になっており、玉城さんが勝てば1986年の西銘順治さん以来、40年ぶりの知事3選となる。

現うるま市出身。米兵の父、県出身の母を持つ異色の経歴で、シングルマザーの家庭で育った。高校卒業後、東京の専門学校で福祉を学び、帰郷後、福祉職、内装業、音楽マネージャーなど、さまざまな現場を経験。ラジオ・パーソナリティとして人気を博すようになった。流ちょうなウチナーグチと親しみやすい人柄には定評がある。

沖縄市議を経て2009年、衆院選に出馬して初当選。当選4回を重ねた。2018年に急逝した翁長雄志知事から生前に後継者として指名され、同年の知事選で過去最多の39万票余りを獲得して初当選。22年知事選では再選を果たした。

家族は智恵子夫人との間に二男二女。県政運営では「誰一人取り残さない沖縄」を掲げ、今選挙のスローガンは「新時代沖縄 なおひたむきに希望の先へ」。