知事選、三日攻防始まる 古謝氏、那覇で支持拡大 玉城氏、基盤固めに全力 沖縄県知事選2026
演説する古謝氏(右)=10日午後、浦添市、演説する玉城氏(左)=10日午後、那覇市
9月13日投開票の沖縄県知事選は10日、「三日攻防」に入った。元那覇副市長の古謝玄太氏(42)は終日、那覇市内を遊説し、大票田で支持拡大を図った。3選を目指す現職の玉城デニー氏(66)は午前に地元・うるま市、午後は浦添市、宜野湾市などを回り、支持基盤の引き締めを図った。
古謝陣営は午後5時ごろから、那覇市の明治橋交差点から国道58号沿いに、支援者らが「沖縄を、前に」と書かれたボードやのぼりを掲げて並ぶ「Vロード」を実施した。
古謝氏は、5人の子を育てる親として「この子どもたちの未来をしっかりと守っていかなければならない」と訴え、子どもの貧困解消や居場所づくり、教育・子育て環境の充実を掲げた。
また、遊説先で戦争を経験した女性から「二度と沖縄を戦争に巻き込んではいけない」と言われたことを紹介。「平和こそが大事。平和であってこその経済、暮らし。その通りです」と述べた。その上で、「いろんな意見がありますが、思いは一つ。全ての意見を受け止めて決断する県政を進めていく」と強調。「したたかな交渉によって、県民のための県政を実現する」と訴えた。
玉城氏は浦添市などで遊説し、「希望の象徴が子どもの笑顔」と訴えた。経済的に恵まれない環境で育った経験を振り返り、県知事としても「できる限り希望を持って生活していく、そういう社会」にしていくことを目指してきたと説明。2期8年の県政を踏まえ、県が自由度の高い政策を進められる「自立型経済」を目指し、3期目には自主財源を確保する仕組みをつくる考えを示した。
残り3日間では、自身が目指す県政の方向性を中心に訴えていくとし、「子供たちの笑顔、地域の笑顔、大人の笑顔」をキーワードに「シンプルにして最大幸福を実現するために3期目に向かって挑戦していきたい」と強調。「2期8年でできなかったことができてきた。経験に勝るものはない。この経験値をフル活用していく」と支持を呼び掛けた。
知事選には、いずれも新人で、会社社長の兼島俊氏(48)、医療法人会長の末吉正弘氏(73)、会社社長の比嘉隆氏(49)、政治団体代表の屋良朝助氏(74)も立候補している。